チャイナタウンの治安について

チャイナタウンは高級な身なりをしている人があまりいないせいで、治安が悪いのではないかという解釈をされることが少なくありません。実際はどうなのでしょうか。

過去7年の殺人事件発生件数から見る

ニューヨークタイムズが2003年からの殺人事件発生場所を地図にして公開しています。殺人事件はNYのどこでも起こっているものの、ダウンタウンに限ってみるとトライベッカの安全さが目につきます。

New York City Homicides Map - The New York Times

チャイナタウン(ピンクのエリア)は全部で20件弱。西側と北側は安全、南側は避けたいということになります。

もっと拡大してみましょう。Boweryより左側のチャイナタウンの一番賑わう場所はおおむね安全、でも右下のエリア(East Broadway以南)はあまり状態がよろしくないことがわかります。

もっとも、2009年に限って言えばチャイナタウンで殺人事件がなかったそうです。

直近2か月の犯罪件数から見る

犯罪は殺人だけではありませんから、すべての犯罪を地図にプロットしてみましょう。SpotCrimeというサービスで、9月4日から11月3日までにニューヨーク市で起こった犯罪291件を検索してみます。

New York Crime Map - Showing Crime in New York, NY

意外や意外。チャイナタウン(地図の右下です)は犯罪空白地帯であることがわかります。

主観を混ぜたまとめ

明るいうちは、チャイナタウンはどこでも安全です。「濃い」エリアであるBowery以東も歩いていて何の危険も感じません。

ただ夕方になるに連れて、裏路地でないにもかかわらず人通りがぐっと減る通りがあります。好んで人通りがない場所に行く人はあまりいないでしょうが、知らず知らずのうちに道に迷わないように注意したいものです。

チャイナタウンの夜は早く、8時になっても開いているお店は少数です。そのために街も早くから睡眠モードに入ります。それに合わせて人通りも格段に減ります。夜でも確実に安全と言えるのは大通り(Canal StとBowery)と中心部(Mott StとElizabeth St)。他の場所も統計的には安全ですが、街灯も少なめで、わざわざ近寄ることもないでしょう。

追記(11月28日)

11月18日の夜6時ごろ、Boweryの2ブロック東で少年同士の刺殺事件が起こりました(Victor Fong, 17, Is Arrested in Fatal Stabbing in Chinatown - NYTimes.com)。

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