Soup Dumpling

小籠包

Hong Kong? New York.

これでもニューヨーク

Hot Pot

麻辣火鍋

Subway

地下鉄

Congee

中華粥

冷凍餃子の専門店・皇牌食品

チャイナタウンで$1餃子が食べられる話は何度も書いた(関連記事参照)。これらのお店には共通した弱点があって、

  • 味つけが濃い。
  • 皮が分厚い。
  • 包み方が甘い。たまに皮がはがれている。

味が濃いのは好みの問題だが、後の二つは餃子を作る腕の問題かと思われる。$1で売る餃子を作るとなると質より量をこなさなくてはならず、仕方のないことかもしれない。

しかしこの弱点を補う餃子屋がある。ここで売られている餃子は濃くないのに厚みのある味とおいしい皮が特徴だ。きちんと包んであるので食べるとスープがほとばしる。

ただし店内で食べることはできない。冷凍餃子の持ち帰り専門だ。餃子はレジの前で作っているので、餃子屋というよりは工場に近い。

値段は50個の餃子が$8。餃子のほかにもワンタンや小籠包もある。唯一にして最大の問題点は英語が通じないこと。メニューが店外に掲示してあるので買いたいものを漢字でメモして渡せば良い。日本人で良かった!

データ

  • 店名:皇牌食品(Yi Din Hao Dumpling)(閉店)
  • 所在地:143 Division St, New York, NY 10002

濃厚度

濃厚。お店の人は愛想がないが親切だ。がんばって行きましょう。

関連記事

追記

閉店しました。

出前一丁

ニューヨークで日本のラーメン屋がブームらしい。言葉と食文化の壁を乗り越えてニューヨークにやって来られたラーメン屋の方々には頭が下がる。

さて、海外進出の先駆者と言うと大げさだが、世界にラーメンを伝えたのは日清をはじめとするインスタント麺だ。特に香港では出前一丁が大人気。どのスーパーでも買えるし喫茶店でも出前一丁を調理したものが食べられる。

ここニューヨークのチャイナタウンでも事情は変わらない。上の写真のとおり、中華系スーパーに行けば出前一丁が必ず見つかる。驚いたことに日本より種類が多い。エビ風味、牛肉風味、味噌味……。もちろん、香港系の喫茶店に行くとメニューに出前一丁がある。

異国の地で出会う出前一丁のトラックもうれしい。

北方鍋貼の餃子

北方鍋貼はチャイナタウンの東の端にある餃子屋だ。東に北方があってややこしいが、もちろん「北方」は中国大陸の北方を意味する。

焼き餃子は5個で$1。他の餃子屋と変わらない。他のお店と違うのはお店の目の前にスポーツ競技場があることで、そのために午後などは高校生で混雑する。中国人だけではなく各国の生徒が一緒に餃子を買いに来るのを見ていると、世界の人種の壁というものは簡単に乗り越えられるのではないかという気持ちになるがどうなのだろう。

空いている時間帯に水餃子を注文すると、必ず焼き餃子をすすめられる。焼き餃子は作り置きなので回転を良くしたいのだろうが、申し訳ないとおもいつつ断っている。水餃子は作りたてが食べられるので、8個で$2と割高になるがそちらのほうが魅力的だ。

データ

  • 店名:北方鍋貼(North Dumpling)
  • 所在地:27A Essex St, New York, NY 10002

濃厚度

中くらい。英語は通じる。

映画「New York, I Love You」のチャイナタウン

「New York, I Love You」(邦題:ニューヨーク、アイラブユー)は2009年に公開された映画である。10分ほどの短編が組み合わさって一本の恋愛映画が構成されている。9本目の短編はニューヨークのチャイナタウンが舞台だ。売れない絵描きと漢方薬局の娘のすれ違う愛をテーマにしている。

どこにでもありそうな話で結末もありきたりなのでチャイナタウンの回が一番好きだという人はいないだろうが、全体の100分の中では良い効果を出している。トルコ人の演じる絵描きと台湾人の演じる娘。ニューヨークの恋愛物となれば、異人種の移民同士のストーリーは避けて通れない。

チャイナタウンの回以外を見ると、万人受けするのは老夫婦の話だろうか。私が好きなのはスリの話。テンポの良い流れがたまらない。地元の話なので点数が甘くなっているかもしれない。

余談になるが、舞台の漢方薬局を中国茶の店だと誤解している映画評が多い。アル中気味の絵描きが漢方薬を買うことに趣があるのであって、お茶では話が締まらない。

ロケ地

絵描きの住むアパートメント(DVDで67分めに登場。以下同じ)。映画に登場する落書きは実在したが最近消されてしまった。

  • 名称:落書きだらけの雑居ビル
  • 所在地:65 Ludlow St, New York, NY 10002

娘の働く漢方薬局(67分)

  • 店名:李氏藥材行 (Li's Herb)
  • 所在地:93 Elizabeth St, New York, NY 10013

絵描きが醤油で絵を描いた食堂(68分)

  • 店名:美如春(Sweet Spring Restaurant)
  • 所在地:25 Catherine St, New York, NY 10002

絵描きが娘に話しかける果物屋(69分)

  • 店名:第一龍興海鮮果菜市場(Number One Long Hing Market)
  • 所在地:17 East Broadway, New York, NY 10002

漢方薬局の娘がカメラウーマンに会う公園(90分)

  • 名称:Sophie Irene Loeb
  • 所在地:10 Market St, New York, NY 10002

なお、挿話として広東語を話す洗濯屋が出てくるが(66分)、これはアッパーウエストサイドのFine Cleaners(531 Amsterdam Ave)である。店内は別の洗濯屋で撮影されたものだ。

魚屋かと思えば(2)

前回に引き続き、魚屋の看板を掲げて表向きは青果店、その実はやはり魚屋というややこしいお店のご紹介。

チャイナタウンの物価は西が高い。物価が安くなる東へとGrand Stをどんどん進んだところ、大きな交差点に面してOcean Star Seafood Marketがある。写真を見ていただくとわかりやすいが、店頭には果物が並べてありその奥に魚屋がある。果物屋なのか魚屋のかはっきりしてほしいと思ったら、中国語の店名は海星海鮮瓜菜食品公司。正式に魚屋と八百屋の兼業であるらしい。

このお店も果物・魚とも安い。値段に関係があるのだろうが、果物など若干傷んだものも置いてある。中国人のおばさんを見習って一つ一つ手にとって品定めしよう。

データ

  • 店名:海星海鮮瓜菜食品公司(Ocean Star Seafood Market)
  • 所在地:250 Grand Street, New York, NY 10002

濃厚度

普通。英語は通じる。

魚屋かと思えば(1)

宏昌海鮮公司。またの名をWon Chuen Fish Market。Mott Stの八百屋と魚屋が密集しているところにある魚屋である。ところが店の前に並んでいるのは白菜、いも、きのこ、人参など。一見、この店は八百屋以外の何物でもない。

海鮮はどこかと言えば、実は外から見えない店内に魚が並べてある。逆に店内に入ると、このお店が野菜を売っていることを忘れそうなほどに普通の魚屋だ。

チャイナタウンの魚屋は屋外に陳列するのが基本だが、中にはこういう例外もある。特に夏場は野ざらしの魚を買うのは気が引けるので、この姿勢は好きだ。

データ

  • 店名:宏昌海鮮公司(Won Chuen Fish Market)
  • 所在地:131 Mott St, New York, NY 10013

濃厚度

濃いめ。

Grand Bo Ky

Bayard StにあるBo Ky Restaurantはもう何十年も営業している老舗である。潮州料理のレストランではあるが、ベトナム系中国人が経営していることもあり普通の中華料理とは毛色が違ったものが食べられる。

ここで紹介するGrand Bo KyはBayardの経営者の家族が昨年開店させたお店である。メニューは同じものを使っているが経営は別、スタッフも別だ。

Bayardの店舗との違いを書いてみると

  • 店内がきれい。Bayardの店舗は古くてくたびれているがこちらは違う。
  • 観光客が少ない。Bayardは有名になりすぎた。
  • いつもすいている(大丈夫かな)
  • 英語が通じにくい。リトルイタリーにほど近い場所でこれだけ英語が通じないのもどうかと思うが。

いろいろな料理があるため単純に比較はできないが、もとからあるBayardのお店のほうが安定しておいしいかとは思う。

データ

  • 店名:波記潮州小食(Grand Bo Ky Restaurant)
  • 所在地:216 Grand St, New York, NY 10013

濃厚度

濃いめ。

Tasty Dumpling

チャイナタウンに点々と存在する餃子屋。その中で一番中国人の少ないのがこちらのお店だ。看板には漢字の店名が大きく書かれていたりして普通の中華系の店なのだが、店内は英語が多い。丁寧にも「焼き餃子は作り置き、水餃子は一からゆでるので10分かかることもあります」と英語で書いてあったりもする。

注文をとるおばさんは中国人だが、これもまともな英語を話す。見ていると中国人が中国語で注文しても英語で確認していて、まるでチャイナタウンの外にある中華料理店のようだ。チャイナタウンの一番端にあるという立地条件に加え、安くお腹がいっぱいになるという点が非中国人客に人気の理由なのだろう。

餃子の皮はぶ厚いが味は悪くない。焼き餃子は5個で$1.25、水餃子は10個で$3。チャイナタウンでは5個で$1が相場なので少し他店より高めだ。チャイナタウンにある中国人客の少ない店では値段が高めになる傾向があるが、25セントなら誤差の範囲内と言えないこともない。

データ

  • 店名:京津有味(Tasty Dumpling)
  • 所在地:54 Mulberry St, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。

パイコー飯の小さなお店

パイコー飯は日本でも知られた中華の丼料理である。揚げた排骨をごはんにのせ、とろみのついたソースをかけた食べ物だ。パーコー飯とも言われ、英語ではPork Chop Riceと呼ばれる。

チャイナタウンでパイコー飯を売りにした店は数軒あり、このお店もその一つだ。ちなみに、以前に紹介した武昌好味道(Excellent Pork Chop House)もPork Chopを店名につけている。

このお店は中国人がメインの「濃い」エリアにあり、壁にある手書きのメニューは中国語のみ。パイコー飯のほかにも丼物が無数にあり、ほとんどがスープつきで$5だ。紙に印刷されたメニューもあり、こちらには英語も書いてある。

ユニークなのは、中国人以外をターゲットにしたファーストフード的な英語メニューが別に壁にかかっていること。フレンチフライ、チキンウィングなどと、中国語メニューとはまったく違う品揃えだ。この英語メニューは近隣に発着するチャイナタウンバスの乗客を当て込んだものであるらしい。

それはともかくパイコー飯。下揚げがしてあるので出てくるのは早い。スープも満足の味だ。5人も入ればいっぱいの狭い店内だしサービスといったものはないが良い店である。

データ

  • 店名:華記排骨王(Hua Ji Pork Chop Fast Food)
  • 所在地:7 Allen St, New York, NY 10002

濃厚度

濃い面と薄い面を持っているので合わせて中くらい。英語は通じにくい。

鍋物の材料をチャイナタウンで買う

鍋物の季節到来であります。

アメリカに住んでいると鍋物の材料は手に入りにくいのだけれど、チャイナタウンのある都市は別だ。椎茸、白菜、ネギ、えのき茸、かぶ、大根。Whole Foods Marketなどでも買えないことはないが、値段と種類の豊富さになるとチャイナタウンに軍配が上がる。

Mott St沿い、Hester StとGrand Stの間にある一角は食料品店ストリート。多数の八百屋と魚屋が軒を並べてしのぎを削っている。それぞれの店が違う仕入れルートを持っているので品揃えも値段も少しずつ違う。同じ店でも日によって若干違う。

そのため「この店が一番」というものはないのだが、鍋物ならこちらのお店を最初に試してみよう。他店より広いので白菜や大根など大きな野菜に強い。

データ

  • 店名:旺昌果菜公司(Won Chong Trading)
  • 所在地:139 Mott St, New York, NY 10013

濃厚度

中くらい。お金を払うときは英語が通じる。

腸詰め・塩漬け肉専門店

こちらのチャーハンや肉まんには必ず入っているのに日本ではまず見ないもの。中国語では臘腸と言う腸詰めだ。英語ではチャイニーズソーセージと呼ばれる。本来は保存食だが中華料理には欠かせない食材である。

中華ソーセージはチャイナタウンのスーパーマーケットでも買えるが、チャイナタウンにいるのなら専門店に行こう。工場直売の形でできたてのものを売っているのでまずいわけがない。ソーセージだけではなく豚肉や鴨など各種肉類の塩漬けが売られている。

窓口に人がいない場合もあるが、奥で作業しているだけなので一声かければ人が出てくる。

データ

  • 店名:新明棧臘味廠(Sun Ming Jan)
  • 所在地:111 Hester St, New York, NY 10002

濃厚度

濃い。必要最低限の英語は通じる。

昼食も夕食も$3.50の一品看美食店

以前も取り上げたが、チャイナタウンにはお惣菜数品、ごはん、スープをセットにして安く食べられるお店がある。どのお店も傾向は同じで、お惣菜の味は濃いめ、ごはん多め、スープが薄めということが共通している。

チャイナタウンの奥にあるこのお店では惣菜4品にごはんとスープのセットで$3.50。作り置きだし高級食材を使っているわけではないが、この値段なら文句は言えない。中国人客ばかりの濃厚な場所だがお店の側は別に気にしないらしく、物珍しそうに覗き込んでいる人がいると人種を問わずガラスをたたいて中に入れようとする。

お金の無さそうな客が多い店だが、お店のおばさんのおかげで店の雰囲気は悪くない。

データ

  • 店名:一品看美食店(Yi Mei Gourmet Food)
  • 所在地:51 Division St, New York, NY

濃厚度

普通。中国人が9割以上の店内だが、必要性最低限の英語は通じる。

追記(2011年3月6日)

最近価格が$4になりました。

世界日報の書店

アメリカの各地で販売されている世界日報という中国語新聞がある。ニューヨークの中国語新聞にも香港系の「星島日報」、大陸系の「僑報」などがあるが、「世界日報」は台湾系だ。他紙に先駆けて本来は有料の新聞全体をネットで読めるようにしたりと(epaper)なかなか健闘している。

さてこの新聞社、チャイナタウンに世界書局という小さな書店を構えている。新聞はもとより、自社の刊行物(ニューヨークの中国語ガイドブックなど)や中国・台湾から輸入してきた書籍、なぜかサンリオのグッズまである。

たぶん99%の日本人には縁のない場所だが、雑誌コーナーに行くと「ViVi」「Ray」「Cawaii!」「ef」など日本のファッション雑誌を中国語に翻訳したものが手に入るのでそういうのがお好きならぜひ。

データ

  • 店名:世界書局(WJ Bookstore)
  • 所在地:377 Broadway, New York, NY 10013
  • サイト:世界書局-美東區

濃厚度

濃厚です。英語は通じる。

$1餃子の老山東鍋貼

チャイナタウンには餃子屋がところどころにある。たいていは麺類などとの兼業なのだが、餃子だけでがんばっているお店がこちらである。焼き餃子が5個で$1。チャイナタウンでの焼き餃子は普通この値段だ。

$1だけに贅沢は言えないが、基本的に焼き餃子は作り置きだ。焼いてから時間がたった餃子は食べたくないので、私は外から覗いて焼きたてが食べられそうなときだけ入店する。たまに焼けるのを待つ人の行列ができることがあり、そういうときが狙い目だ。

日本の焼き餃子とは違い、皮は厚め。パリッというよりはモチッという食感だ。中国式なのでライスはない。

わざわざこのお店に行くためにチャイナタウンに行くほどではないが、近くに行ったときはのぞいてみてください。

データ

  • 店名:老山東鍋貼(Fried Dumpling)
  • 所在地:106 Mosco St, New York, NY 10013

濃厚度

中。以前は「濃い」店だったが、中国人以外の客が増えて中くらいになった。

粥之家

濃厚ガイドをうたっているだけあって、あまり有名な店のことは書かないのだが、たまには例外を作ろう。在住日本人の方は知っている方も多いだろう、粥之家である。

このお店、Allen Stというチャイナタウンの東端にある。周囲には漢方薬屋も魚屋もなく、チャイナタウンの濃厚な部分からは離れている。そのため「チャイナタウンは臭いから嫌よ」みたいな女子を連れて中華なデートをするのにも向いている。ロウアーイーストにも近い。

店名のとおり、メインの商品はお粥だ。30種類と種類は多く、ピータン粥のような典型的なものからカエル入りのものまである。複数頼んで分けるのがおすすめだ。価格帯はほとんどが$3から$4。

お粥の専門店というわけではなく、炒め物などの一品料理も充実している。餃子などの小麦粉料理以外なら外れはないというのが一般の評判だと思う。長居をしても嫌な顔をされないので、会食にも向いている。

データ

濃厚度

薄い。英語も通じるが中国人も多い、バランスの取れたお店である。

番外編・NY格安グルメその2($20ディナー)

前回の続き。

ニューヨークで$20のディナーを選ぶのは難しい。もちろんランチ編で紹介したお店に行ってハンバーガーを食べれば$10ですむが、夜にはちゃんとした椅子に座ってファーストフード以外を食べたい。

以下は私のベスト3。

Balthazar Restaurant & Bakery (80 Spring St, SoHo, 10012)

有名なフレンチのビストロ。普通にコースのディナーを食べれば$40は軽くかかるが、一品だけ食べて出てきてもよい。山羊チーズのサラダ(おいしい)なら$18だ。

Balthazarの常連である友人によると、一品だけ食べて帰る人は意外に多くいるらしい。格安レストランではないので、一品の注文で気がひけるなら早い時間に行ってバーカウンターに座れば気兼ねがない。

予約がおすすめ。隣にあるパン屋で翌朝のごはんを仕入れよう。

オフィシャルサイト:Balthazar Restaurant :: Home

Petite Abeille

マンハッタンに4軒あるベルギー料理の店。メインの料理を食べても$20以下、ムール貝とベルギービールの組み合わせでも$20ほど。

場所は北から順番に

  • 401 East 20th St, Gramercy, 10009
  • 44 West 17th St, Flatiron, 10011
  • 466 Hudson St, West Village, 10014
  • 134 West Broadway, TriBeCa, 10013

BalthazarもPetite Abeilleもデザートが魅力的である。$20の予算とカロリーが気にならなければお一つどうぞ。

オフィシャルサイト:Petite Abeille Belgian Restaurants, New York

チャイナタウンディナー

一つくらいはチャイナタウンディナーを入れておこうと思ったのだが、どうしても一つに絞り切れない。失敗したくない観光客の方はこのあたりでどうぞ。

  • Shanghai Cafe Deluxe(100 Mott St, Chinatown, 10013):小籠包がおいしい。長居はできない。
  • 粥之家(100 Allen St, Chinatown, 10002):中華粥を食べてもよし、一品料理を加えてもよし。
  • 粵江春(22 Elizabeth St, Chinatown, 10013):この中では一番高級。でも$20あれば十分。

番外編・NY格安グルメその1($10ランチ)

ニューヨーク・ラブズ・ユー(NYLY)という人気サイトがある。もうすぐ500万アクセスになろうかというサイトで、私のブログにはない存在感がある。

そのNYLYが9月の2週目に東京でオフ会をやるそうだ。管理人のJOJOさんに「オフ会の場でチャイナタウンを宣伝してきていただきたい」と申し上げたところ、「その代わりにランチ$10、ディナー$20の予算で食べられるおすすめレストランベスト3を書け」(意訳)とおっしゃる。

チャイナタウンのお店を書いてもいいのだが、チャイナタウンはどこでもランチが$10以下で食べられるので面白みがない。そこで今回はチャイナタウンを少し離れ、個人的な格安グルメのおすすめを書いてみたい。紹介するお店はすべてマンハッタン内、旅行者も安心して訪問できる場所である。

2回にわけてお届けするこの記事、今回は予算は$10のランチ編である。NYで格安ランチというと、思い浮かぶのがピザ、ハンバーガー、ホットドッグだ。ホットドッグは日本のほうがおいしいものが食べられるので割愛する。

なお、上記オフ会の参加申し込みは今週金曜日までとのこと。

Totale Pizza (36 Saint Marks Pl, East Village, 10013)

ピザを一切れ$3ほどで売る店はたくさんある。そのほとんどが作り置きを温め直す方式でわたしはこれが嫌いだ。かといって円のまま(パイという)のみを売っているところは$20を超えることも珍しくなく、特にひとりで旅行している身には大きな出費だ。

そこでこのTotale Pizza。注文を受けてから釜で焼くナポリ式ピザながら、12インチのピザが$7(最近は$5)からという破格の値段である。味も決して値段相応ではなく、気軽な値段でおいしく食べられるピザの正しいあり方を教えてくれる。新しいお店のため、いつ行っても混んでいないのがうれしいような残念なような。

写真をどうぞ:Totale Pizza: Is There Such A Thing as Budget Artisanal Pizza? | Serious Eats : New York

Burger Joint at Le Parker Meridien (119 West 56th St, Midtown West, 10019)

ニューヨークのハンバーガーといえばShake Shackが有名だが、一度は行っておきたいのはBurger Jointだ。Le Parker Meridienという高級ホテルの中にひっそりと存在するこのお店、味もさることながらロビーのカーテン裏にある隠し部屋に侵入する感じが楽しい。

オフィシャルサイト:Burger Joint at LE PARKER MERIDIEN Hotel New York

Corner Bistro (331 W 4th St, West Village, 10014)

ビールを味わいながらハンバーガーを食べたい向きにはCorner Bistro。ハンバーガー屋というよりはバーという雰囲気の店内で過ごす時間はゆっくり流れる。ビールとハンバーガーで$10におさまる。

ハンバーガー自体はBurger Jointのほうが上だが、お店に味わいがあるのはこちら。ランチ編に入れたが、夜も同じ値段で営業している。

オフィシャルサイト:The Corner Bistro - HOME

華記快餐茶餐廳

チャイナタウンを西に進んでトライベッカに入ろうかというあたりにこのお店はある。隣に「みかた」という妙な名前の和食レストランがあり、こちらのほうが目立っている。

ファーストフード&カフェという英語の店名が示すとおり、基本的には気軽に入ってカジュアルに食べる店である。料理は席に持ってきてくれるが(以前はセルフサービスだった)、お皿は発泡スチールだし調味料も自分で取りに行く。

価格はチャイナタウンの平均か、少し高い程度。朝食のセットは$3.95、やたら種類の多い一品料理は$5から$10。高めなのは周囲に競合店が少ないからだと思うが、チャイナタウンの中心部と比べたら家賃も違うのだろう。

場所柄、観光客も多いが中国語メニューもあるので中国人も来るらしい。積極的におすすめする店ではないが、観光客慣れしているのでそういうのがお好きであればどうぞ。

データ

  • 店名:華記快餐茶餐廳(Wah Kee Fast Food And Cafe)(閉店)
  • 所在地:150 Centre St, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。観光客らしい白人家族をよく見かける。

追記(2011年8月12日)

「みかた」とともども、閉店しました。

閉店セール

私が高校生のとき、学校近くの繁華街に一年中閉店セールをしているお店があった。普通の在庫一掃セールとは違い、なにか買わなければならないという危機感を呼び起こす何かが閉店セールにはあるようで、いつも客でいっぱいだった。

チャイナタウンにあるこちらのお店も、一年中というほどではないにしてもこの数か月ずっと閉店セールをやっている。もしかすると半年になるかもしれない。売られているものは$10以下のアクセサリーが中心で、観察しているとそれなりに客の数があり売り上げもあるようだ。商品の値段は1割引から7割引まであるとのこと。

この店のことを書いておきたいと思ったのは、最近「残り一か月」という張り紙が加わったからだ。本当に閉店なのか、それとも「あと一か月」を 当分続けるのか。

続報に期待ください。

データ

  • 店名:精品滿屋(Oriental Boutique)(閉店)
  • 所在地:42 Mott St, New York, NY 10013

濃厚度

薄めです。

追記(8月20日)

昨日見に行ってみたら、「あと半月」という張り紙に変わっていました。もしかすると本物かもしれません。

追記(9月5日)

閉店してしまいました。

ワンタンガーデン

競争の激しいチャイナタウンのレストラン業界。コストに厳しい中国人を呼び寄せようと価格で勝負しているお店がほとんどの中、非中国人相手の商売で成功するところもある。

このワンタンガーデンもそのひとつ。ワンタン、というよそ者にもわかりやすいキーワードを店名にして、看板も英語の大きな字。そのおかげで、いつも観光客が大量にいる。「観光客スポット」と悪い意味で呼ばれるのも仕方がない。

ただ、お店側もちゃんと努力はしており、意外に味は悪くない。麺のゆで具合、スープ、ワンタン、どれをとっても平均以上ではある。

ワンタン麺を食べるのなら一度は行ってみてもいいお店だ。ちなみに夜は12時を過ぎても営業している。深夜営業はチャイナタウンでは珍しい。

データ

  • 店名:隨園雲呑粥面(New Wonton Garden)(閉店)
  • 所在地:56 Mott Street, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。英語も通じる。

追記(2011年2月18日)

最近閉店しました。

ハーゲンダッツ

昔からチャイナタウンの中心部にハーゲンダッツのお店がある。チャイナタウンに来てハーゲンダッツもないと思うのだが、観光客から地元の中国人までそれなりに需要はあるらしい。

アメリカのどこに行っても見かけるハーゲンダッツ。この店舗も他と変わらないものの、チャイナタウンを感じさせるのは漢字の看板だ。ただ、メインの看板の他はすべて英語で、漢字は飾り程度の扱いのようだ。店内に入っても公用語は英語だ。

メニューも他のハーゲンダッツの店舗と同じで、たとえばスムージーは$6.95。この値段でワンタン麺が2回食べられると文句を言いたくもなるが、一旦チャイナタウンから外に出るとニューヨークの物価はそんなものだから仕方がない。チャイナタウンではハーゲンダッツが贅沢品なのである。

データ

  • 店名:Haagen-Dazs Ice Cream Shop
  • 所在地:77 Bayard St, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。初心者でも安心。

外人トラップ?

チャイナタウンのDVD屋。扉にこう書いてある。

「PULL、なるほど引っぱるのだな」

と思ってはいけない。中国語では「推」、つまり「押す」と書いてあるのだ。実際にこの扉を引いてみてもうんともすんとも言わない。

中国人以外はまず来ないお店なので実用上問題はなかろうが、不思議な案内である。万一この店の前で扉を引いて「入れないぞ」と困っている人がいれば、それは外国人(中国人以外)だ。

こちらは正しく英語に翻訳してある例である。

ハリウッド・ネイル・サプライ

マニキュア、してますか?

これを書いている私(男)はマニキュアをしないし、ニューヨークには安いネイルサロンがたくさんあるが、自分でマニキュアをする人は結構いるらしい。知り合いの女性は「自分でやったほうが早いし気楽だ」と言っていた。

自分でマニキュアをしようとなるともちろんネイル用品が必要になる。チャイナタウンにもネイル用品店はあり、安くて知られるのがこちらである。

店の佇まいは古くからずっと変わっていない。特に店名のフォントは博物館に保存したくなるほどであるが、外装にお金をかけないのはチャイナタウンの店の常。そのぶん価格が抑えられているから良しとしよう。

このお店、難があるとすれば品揃えである。高級ブランドまで揃ってはいるのだが、種類、つまり色が少なめなのだ。小さな店内なのでいたしかたないが、マイナーな色が欲しければ他のお店と組み合わせて利用するのが良いだろう。

データ

  • 店名:荷里活護甲產品供應(Hollywood Nail Supply)
  • 所在地:51 Chrystie St, New York, NY 10002

濃厚度

普通。英語はまずまず通じる。余談だが、おばさんの店員のほうがおじさんより商品知識が豊富だそうだ。

チャイナタウン路上観察

路上に捨てられた求人広告の上にでかでかと書かれた「騙」の字。何があったのかは知らないが、何かがあったのだろう。

「チャンス」という見出しのこの広告。甘い話にはご用心。

ホテルでマニキュアを

先日紹介したフラッシングにあるシェラトンの名店街。そのなかにネイルサロンがある。

「ちょっと爪のお手入れにシェラトンへ」なんて聞くと高級そうだが、マニキュアは$7だ。もちろん指10本ぶんのお値段で、ペディキュアをしてもらっても合計$20。お店が小さいため待つことはあるかもしれないが、清潔な店内でこれだけのサービス、この価格だと納得だろう。

全身マッサージは一時間$40。フラッシングは一時間$25から$30のお店が多いので相場よりは高めだが、それでも一流ホテルの中でマッサージが$40はよろしいのでは。

データ

  • 店名:美の夢美容中心(Little Mermaid Beauty Salon)
  • 所在地:135-20 39th Ave # LL 135, Queens, NY 11354

濃厚度

初心者でも大丈夫。英語に加え、日本語が通じる人もいる。

第一中西餐廳


Elizabeth StreetとBoweryを結ぶ歩行者専用のアーケードがある。昼夜を問わず薄暗いので「トンネル」と呼ばれていて、80mほどの通路にレストランと薬屋が並んでいる。その中の一軒が第一中西餐廳だ。

このお店を一言で表すと「中国の洋食屋」または「中華ダイナー」となろうか。ダイナーなのでメニューの幅は広く、お粥とオニオンリングと炒飯とサンドイッチといろいろなものが一緒に食べられる。流行の言い方をすれば「East meets West」となるのだろうが、もっとも客層は95%が中国人だ。

店員はほとんど英語を話さない。幸いにもメニューは英語が併記してあるので、注文は指差しと笑顔でがんばりたい。街食堂だと割り切れば味は決して悪くない。

このお店は朝8時から営業している。朝食セットは毎日11時までで、$2.50から$3.50だ。写真はピータン粥と揚げパン、豆乳のセット。その他の時間帯も料理の価格帯は$5程度だ。夏は氷のメニューもおいしい。

データ

  • 名称:第一中西餐廳(Coluck)(閉店)
  • 所在地:14 Elizabeth Street, New York, NY 10013

一応英語の店名もあるのだが、看板は漢字だけなのでたどり着くのも大変だ。日本人でよかった。

濃厚度

中。濃い部分と薄い部分をあわせもっているので、合計では普通ということにしよう。

追記(2013年7月6日)

閉店しました。

フラッシングのSago Tea Cafeでバブルティーを

タピオカティー、またの名前をバブルティー。台湾発祥のこの飲み物は中国人街でよく見かけるが、中国人以外にも受け入れられているようだ。

今回紹介するのはフラッシングの有名店、Sago Tea Cafe。いつも10代から20代前半の若者を中心とした層で混み合っている。別にここのバブルティーが特別なわけではなく、目抜き通りであるMain Stに面しているという立地条件、ガラス張りという目立つ外観でそうなっているのだと思う。

ここのお店は軽食も食べられる。もっとも、客を観察していたらほとんどバブルティーを飲んでいる。Lサイズはとても大きいので、バブルティーが好きなら一度挑戦を。

テイクアウトの客も多く、専用カウンターがあるほどだ。

データ

濃厚度

初心者でも安心です。

追記(2011年4月17日)

閉店しました。

チャイナタウンの公共掲示板

 

あなたが中国からやってきたばかりの移民だとしよう。とりあえず必要なのは住む場所の確保だ。安ければ安いほど良い。英語はできないしコンピュータの使い方も知らない。さて寝る場所をどうやって探すか。

まず考えられるのは新聞の広告だが、ほかにも方法はある。それが今回紹介する掲示板だ。

ネットの掲示板ではなく、ビラを板にはる本物の掲示板である。場所はEast Broadwayを歩いてManhattan Bridgeの下をくぐるあたり。観光地としてのチャイナタウンではなく移民のためにあるチャイナタウンが実感できる場所である。

貼られている広告の9割は貸し不動産か安宿の案内だ。おおよその場所と電話番号しか書かれていないものがほとんど。値段が書いてあるものは稀だが、先日は水道電気込みで月$300というものがあった。「女のみ」と性別を指定しているものも多いが(よく言えばルームメイト。シャワーが共同だったり部屋自体が共用だったり)マンハッタンでは信じられないような値段で部屋を借りられるのだから文句は言えないだろう。残りの1割は求人情報で、これもまた電話しないと詳細はわからない。なお、広告のほとんどが手書きである。

たまに「靴の修理」「結婚相談」などのサービス案内も貼ってある。普通の日本人には縁遠い世界だが、ニューヨークにはこういうところもある。一度行ってみてください。

データ

  • 名称:チャイナタウンの掲示板(廃止)
  • 所在地:79 East Broadway, New York, NY 10002

濃厚度

濃厚です。

リンク

追記(2010年9月12日)

「張り紙禁止」という張り紙とともになくなってしまいました。

マンゴスチンを買う

 

(今月からですます調をやめてみます)

私はお菓子をあまり食べない。その代わり、果物は大好き。毎食がフルーツでも良いくらいだ。

スイカやメロン、オレンジといった「普通」のフルーツも良いが、せっかくニューヨークにいるのだから、マンゴーやパパイヤに代表されるトロピカルフルーツも試したい。なにせニューヨークでは日本より安く生の果実が手に入るのだ。

東南アジアで一般的なマンゴスチンもそのひとつ。ニューヨークでマンゴスチンを買おうと思ったらチャイナタウンに行くのが早い。

マンゴスチンの味を説明するのは難しい。甘ったるい、でも不快ではない。マンゴーと名前は似ているしどちらもねっとりと甘いのだが、全然違う味だ。

価格は1 lbで$8ほど。1個あたり$1.25から$2に相当し、小さいわりに立派な値段だ。2007年まで米国への輸入が禁止されていたので稀少価値もあるのかもしれない。

皮は硬くてぶ厚い。手でも剥けるが、身の部分をきれいに取り出そうと思ったらナイフを使ったほうが良い。表面がツルツルしているのでナイフの使用には気をつけて。

データ

  • 店名:Canal Stのフルーツ屋台
  • 所在地:208 Canal St, New York, NY 10013

濃厚度

フルーツ屋台はどこもチャイナタウン初心者に優しい。愛想は悪めだが、悪気はないので気にせずに。

実用中国語

  • 山竹 山竹 shānzhú マンゴスチン

シェラトン・ラガーディア・イースト・ホテル

フラッシングにあるこのホテル。ラガーディア空港から近いからという理由で泊まる人もいると思うのですが、予備知識なく行ったら驚くはず。周辺は漢字の看板があふれるフラッシング、ホテルの名前も漢字併記(喜来登=シェラトン)、中に入ってみると額に入った書が飾ってあったりしてかなりアジアンな雰囲気なのです。

「ニューヨーク市内のシェラトン」を思い浮かべて泊まりに来ると愕然とするかもしれませんが、決して悪いホテルではありません。ロビーは掃除が行き届いており、名店街(喜来登名店商場という看板あり)も高級感あふれるラインナップ。でもチャイナ。レビューサイトの記事を見てみると、「ホテルの無料新聞は中国語だ」そうです。

この特殊な条件のため泊まりたい方がおられるかどうかはわかりませんが、フラッシングの街歩きに疲れたら寄るべき場所のベスト3に入るかと思います(あとのふたつに入る候補はQueens Crossingと図書館とMacy's)。

中にあるお店も面白いので後日書きます。トイレも綺麗です(入口に鍵がかかっているときは係の人に相談してください)。

データ

濃厚度

インテリア以外は普通のホテルです。