Soup Dumpling

小籠包

Hong Kong? New York.

これでもニューヨーク

Hot Pot

麻辣火鍋

Subway

地下鉄

Congee

中華粥

ベビーカステラの屋台

チャイナタウンに行くとところどころでベビーカステラの屋台を見かける。ベビーカステラは和製英語らしく、こちらの屋台は「egg cake」「Hong Kong mini cake」などの名前がついている。香港では鷄蛋仔という。

歴史をひもとくと、ベビーカステラは約30年前にチャイナタウンに上陸した。場所はのちにB.B.Q Expressになる小さな屋台で、おばさんが一日中ベビーカステラを焼いていた。いつも行列ができている人気店だったが、2001年9月のテロのころに前ぶれなく閉店してそのままになってしまった。

時は流れ、ベビーカステラの屋台はチャイナタウンの風物詩になり卵と粉の匂いに誘われた人々が列を作っている。他のお店も徐々に紹介するが、一番観光客が多いのはCanal St沿いにあるこちらの屋台だ。おいしいときはおいしいし、駄菓子レベルの味のこともあるが15個で$1ならば上等である。

データ

  • 店名:玲記新鮮即做小蛋糕(Ling's Fresh Made Sweet Mini Cakes)
  • 所在地:208 Canal St, New York, NY

濃厚度

薄い。観光客スポットだが地元の中国人客も多い。

参考リンク

かつて存在したベビーカステラの有名屋台について。

揚げパンはまだできていないから

中華食堂の朝食といえば豆乳に揚げパンだ。その組み合わせを注文したら「揚げパンはないから代わりに春巻きでいいか」と。

どちらも揚げ物には違いないと主張するおばさんに負けて春巻きをもらったが、違和感のある組み合わせだった。中国ではアリなのか?

チャイナタウン郵便局

チャイナタウンに郵便局は数か所あるが、チャイナタウン郵便局(Chinatown Station)という名前はニューヨークでここだけだ。

漢字の表記が局内のところどころにあってうれしくなるが、他は意外に普通である。時間帯によってはアジア系以外の係員だけが窓口に座っていることもある。もともと国営の組織であるためだろう、「郵便局に行ったら英語が通じなかったよ!」とはならないようだ。

2011年は米国で郵便局の閉鎖が相次いだがこの郵便局は生き残った。中華風に改装したりして観光客を呼び寄せればよいと思うのだが、この郵便局は毎日局員がのんびり決まった仕事をこなしているだけである。

ちなみにこの郵便局、このあたりでは珍しく客と係員の間に分厚いガラスがない。

データ

  • 店名:United States Post Office Chinatown Station
  • 所在地:6 Doyers Street, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。

醤油ご飯

醤油ご飯がメニューにあってもいいよね。

2011年のブログを振り返る

このブログの運営は3年目になった。試行錯誤を繰り返した結果、安定した感じもする。今年のこのブログについて思うところを書いてみる。

定期更新を開始した

以前は書きたいときだけ書いていたこのブログ。今年の1月から毎週土曜日更新にした。さらに4月からは軽いネタや街の話題を扱う水曜日をつくり、6月以降は毎週2回更新している。

毎週2回更新は良い面もあるのだがこれをやってしまうと他のことができなくなる。読者様とメールのやりとり、ブログデザインの変更、日本人以外の読者への対応など、もっとじっくり取り組みたいことはいっぱいあるので水曜日は不定期にするかもしれない。

nychinatown.comになった

NYのチャイナタウンに棲息する身としては(住んでないけれど)お約束のURLだ。以前使っていたchinatownny.netとny-chinatown.netの使い道に困っている。必要な方はご連絡ください。

地震の影響も受けた

地球の反対側で細々と運営しているこのブログにも地震の影響があった。あの日を境にしてアクセス数は半減。ニューヨークの日本人も趣味のブログは読まずニュースにかじりついているものと思われた。アクセス数がもとに戻ったのは7月のことだ。

明るい話題を書くのもためらわれる時期だった。

読者様との出会い

アクセスが増えるのに伴って読者様に頂くメールも増えた。皆様礼儀正しくて駄文を書き散らしている私は恐縮してしまう。時候の挨拶も自己紹介もいらないのでもっとお気軽に数行のメールをくだされば良いと思います。

ちなみに、(ネット上ではない)現実世界の友人に「チャイナタウンのディープなブログがあるんだけど知ってる?」と聞かれたのは今年になって数回ある。

今年できなかった企画

いろんな業種のことを書きたい。照明屋、医者、不動産、DVD、カラオケ、パン屋、金物屋。フラッシングのことももっと書きたい。NY以外のチャイナタウンも書きたい。

遠方から来られる方のために観光モデルコースを書きたい。チャイナタウン1時間観光コースとかどうでしょう。

チャイナタウンの暗部もどれくらい書いたものか。賭博、偽ブランド品、違法な食品と薬品、違法マッサージ関係。

なくなったお店

マンハッタンは全体的にお店の開店閉店が激しい。閉店しそうなお店はできるだけ扱わないことにしているが、それでも過去に取り上げたお店がなくなった。

今年は31日まで更新予定だがそろそろ帰省される方も多いだろう。良いお年をお迎えください。

豚さん入荷です

チャイナタウンに朝行くと仕入れの風景が見られる。野菜の入荷は平和なものだが、たまには豚がやってくる。それも「そのままの形」で。

心臓の弱い人のために写真は小さめのものを選び、サムネイルも小さくしておきました。

津美鍋貼の$1餃子

チャイナタウンには餃子屋が各所にある。値段はどこも大体$1だ。「どこがおすすめですか」と聞かれることがあるが、混雑している時間に行けば出来立てが食べられるのでどこでもおいしい。逆に客がいないと作りおきの焼き餃子が出てくる。食べられたものではないので水餃子を頼もう。

さてこの津美鍋貼。他のお店と似ているが、一番英語が通じない。そして皮の厚さも一、二を争う(好みの分かれるところである)。味は最高ではないが悪くもない。$2から$3も使えばお腹いっぱいになるので文句も言えないが。

このお店、しばらく前までは英語の看板は「Dumplings」だけだった。今は申し訳程度にJin Meiという看板がついている。なにがあったのか、なかったのかはわからない。

データ

  • 店名:津美鍋貼(Jin Mei Dumpling)
  • 所在地:25B Henry St, New York, NY 10002

濃厚度

濃い。英語はあまり通じないが、堂々としていればちゃんと話を聞いてくれる。

かつヌードルハウス

どこかで見たようなキャラクターに微妙な日本語の看板。カツヌードルという時点で和食ではありえないのだが、和食レストランということになっていた。看板メニューはもちろんカツラーメンで、妙な味わいだった。

すべては過去形。今年の夏に開店したこのお店はもうないからだ。あちこちに店舗がある味千拉麺のようにはなれなかったらしい。

華美だった美華

5年前に華美という人気レストランがあった。排骨大王の別名を持ち、排骨飯(パーコー飯)の有名店であった。そして華美は惜しまれつつ閉店した。

そして同じ場所にできたのが美華。似た店名を後継のお店につけるのはよくあることだ。

その後美華は順調に成長し、持ち帰り専門だったお店がお店を拡張してレストランになった。左の入口はレストラン、右の入口はキッチン兼テイクアウト用スペースだ。左側のレストランに入って注文をすると、料理がキッチンから道路経由で外からやってくる。

パーコー飯の味は最高、でもないが、卵をつけて$5なら文句も言えない。中華レストランが少ないエリアなのでついつい入ってしまう。

データ

  • 店名:美華扒骨飯鶏腿快餐(Wah Mei Pork Chop Fast Food)
  • 所在地:190 Hester St, New York, NY 10013

濃厚度

中くらい。英語だけでもなんとかなる。

ライセンスのない酒は違法ですが

ニューヨークのレストランがアルコールを客に出すには市からリカーライセンスという免許を受けなくてはいけない。リカーライセンスのないレストランで客に酒を出すと店側が罰則の対象になる。

ところがここはチャイナタウン。ライセンスがなくてもアルコールを出す安食堂が点在する。メニューには書かれておらず、店員と客の暗黙の了解によるものだ。中国人相手かといえばそうでもなく、アミーゴが酔っぱらっていることもある。

店によっては瓶が見えないようにビールを紙袋に入れて出す(大人の事情で写真にはモザイクをかけた)。

違法に飲むコロナ1瓶の相場は$3だ。大した利益にもならないはずだが、それでもビールは出てくるのである。

さとうきび

さとうきび、食べたことはありますか?

チャイナタウンに行くとたまに茶色い竹のようなものが売られている。ほうきの柄に見えないこともないこの物体がさとうきびだ。

そのまま持ち帰る人も多いが、その場で短く切って皮をむいてもらうのがおすすめだ。口に入れて噛めばさとうきびジュースが味わえる。もっとも食べかすが出る上に、新鮮なものは汁気が多いので味見は人のいないところでしたほうがよいと思う。

このお店では1本$3から$5で買える。

データ

  • 店名:華豊(Wing Fat)
  • 所在地:1 Division St, New York, NY 10002

濃厚度

中。

ヤクルトのそっくりさん

写真は韓国Vilac社の製品だが、なぜか手書きの商品札は「養楽多」つまりヤクルト。ヤクルトのそっくりさんにヤクルトという名前をつけて売るというのはずいぶんな商売である。

ちなみに、香港スーパーマーケットではたまにヤクルトの試飲をやっている。この間は紹介係のおばさんが「日本製の本物ですよ、中国や韓国のものではないですよ」と言いながら売っていた。

ビワを食べる(第一龍興海鮮果菜市場)

ビワが好きだ。だがビワをニューヨークで見かけることは少ない。あるとすればチャイナタウンなのだがここでもマイナーな存在で、ニューヨークで見つけにくい果物の代表格である。

このお店はビワを扱う貴重な存在だ。ビワ以外にもほかのお店にはない果物がよくあり重宝している。ちなみに、外から見たら果物屋だが、店内の半分は魚屋だ。夏は臭うがビワは冬のもの。安心して行こう。

以前紹介したが、映画「New York, I Love You」の舞台にもなった。

データ

  • 店名:第一龍興海鮮果菜市場(Number One Long Hing Market)
  • 所在地:17 East Broadway, New York, NY 10002

濃厚度

まあまあ濃厚。

がんじがらめ

動けなくなった魚の眼が悲しそうであります。

靴の修理屋

少し前のこと。履いていた靴の底から水が漏れてきた。普通なら捨てて新しいのを買うところだが、気に入っていた靴なので馴染みの靴磨き屋に修理を頼むことにした。そして靴磨き屋は言った。「皮を張り直すから$240かかりますね」

もうひとつ靴が買える値段ではないかと思ったが、涙を飲んでそのお金を払った。ところが問題は、半年くらいでまた水が漏れてきたことだ。徒歩通勤だしチャイナタウンも歩き回るし靴底に負担をかけているのかもしれないが、こんなに靴をつぶしていては身がもたない。

そのようないきさつがあり、チャイナタウンで靴の修理をするようになった。ちなみに同じ靴を直してもらったときは両足で$20ほどだった。あまりに安いので「片足の料金か?」と聞きなおしたくらいだ。皮ではなくゴム底を使うので安いのだが、できあがりも問題はない。

それ以来この修理屋にはマメに通っている。たまに一旦直してもらったものがまた駄目になることもあるが、無料で直してくれることが多い。

靴の修理はオーダーメイドに似た部分があるので、店との相性は大事だ。これを見て行ってみようと思われる方は、まず安い靴でお試しされるほうが良いだろう。

データ

  • 店名:補鞋
  • 所在地:88 E Broadway, New York, NY 10002

実際はDivision St沿いにお店がある。写真のとおり、ビルの外側で営業している。

濃厚度

濃い。最低限の英語は通じる。

犬肉を販売?

先週のニュースから。

犬の肉がNYチャイナタウンの精肉店で売られているという「証拠」をつかんだミネソタ州のテレビ局が問題の肉屋に電話をかけた。「Dog meatを売ってますか」「はい売ってます」

別の新聞社が電話をあらためてかけたら、「犬肉なんて売っているわけがないじゃないですか、ここは中国じゃないんですよ」という反応になった。

テレビ局は州の農産物局にも連絡したが、結局「犬肉を販売している形跡は認められなかった」ということで無罪放免。電話のインタビューは「dog meatが中国人店員にはduck meatに聞こえたのではないか」ということになり一件落着、というのが現在までの報道だ。

英語の報道はここで終わっているのだが、中国語の星島日報によると、この肉屋には「Fxxking Chinese」や「中国に帰れ」など一方的な抗議の電話がかかってきているという。これを書いている私は犬と暮らす身であるし犬を食べるなんて想像もしたくないけれど、抗議がエスカレートして反チャイナタウン運動につながらないかと心配している。

関連リンク

(想像力の豊かな人にはこの中に犬が見えるのかもしれない)

快楽ラーメン

Manhattan Bridgeの高架下の路上。野菜や果物が激安価格で売られている自然発生的な市場がある。そしてその向かい側でひっそりと営業しているのがこの快楽拉麺だ。

メニューの基本は拉麺、つまりその場で小麦粉の生地をひっぱって作るラーメンだ。麺はやわらかめ、量は多め。少食な私は食べているうちに飽きてくるが、卓上に調味料がやたらとあるのでいろいろ入れてみる。ラー油がおいしい。

雰囲気は濃いものの最低限の英語は通じる。英語メニューもある。初心者には写真入りメニューもあるが、これは中国語しか書かれていないので指差しで。

向かいの市場が市と地元の圧力で縮小気味だが、そのせいでここの客も減らないかと少し心配だ。

データ

  • 店名:快楽拉麺(Kuaile La Mian Hand Pull Noodles)(閉店)
  • 所在地:28 Forsyth St, New York, NY 10002

濃厚度

まあまあ濃厚。

関連リンク

追記(2013年7月6日)

お店の名前が変わっています。快楽がよかったのにねえ。

5時から11時までの営業です

いきなりですがクイズです。

このお店はいつ行けば良いでしょう。(1) 朝だけ (2) 一日中 (3) 夜だけ

ヒント:以前紹介した製麺所です。

正解は(1)で、このお店は朝5時から正午12時前まで営業している。

製麺所が夜11時まで営業しているわけはないので「11:45 AM」とわざわざ書かないのだろうが、初めてだと面食らう。

関連記事

深夜も営業、利口福

今日登場してもらうのは利口福。ガイドブックにもよく登場する有名店だ。Bowery沿いに目立つ看板を出していて、入ったことがないにしても見たことがある人は多いはず。

お粥と麺が有名で、ご飯ものもある。味は普通においしいレベルであるものの、実力派の揃うチャイナタウンでベストかと言われるとたぶん違う。固定ファンも多いお店だが他にベストの候補が多すぎるのだ。

ところがこの利口福が真価を発揮するのは夜9時から。ほかのベスト候補が軒並み閉店する中、利口福は午前3時(週末は4時)まで営業している。これはありがたい。Lower East Sideでさんざん飲んだ後にこのお店まで歩けばラーメンがある。お粥もある。お茶も出てくる。

午前2時頃に行くとそのような境遇の客がいる。酔客ばかりではなく普通に夜食を食べに来たような客も少なくないからチャイナタウンは謎だ。そしてここの熱いお茶を飲むと翌日も元気に起きられそうな気がするのも不思議。

データ

  • 名称:利口福(Great N.Y. Noodletown)
  • 所在地:28 Bowery, New York, NY 10013

濃厚度

中。観光客が多いしメニューに英語が書いてあるので中国語ができなくても不自由はしないが、意外に英語が通じない。めげずに身振り手振りで行きましょう。

無料インフルエンザ注射

ニューヨークでインフルエンザの予防接種を受けようと思えば普通$30程度の費用が必要になる。

そして、なんでも格安のチャイナタウンでは無料で受けられる。病院と保険会社が後ろ盾になっているからだが、コミュニティが大きいとメリットがあるという一例である。

ニューヨークで日本人だから優遇されたということは聞いたことがない。私たちマイノリティに幸あれ。

Rutgers Stの腸粉屋台

チャイナタウンを東に行ったところ、地下鉄F線East Broadway駅の上に小さな屋台がある。小さすぎるが見落とす心配はない。常に人だかりがあるからだ。さほど人通りの多い場所でもないこの場所で長年客を集めているのは実力がある証拠である。

看板メニューは腸粉だ。その他はピータン粥、焼きそば、ちまきなど。見ていると腸粉ともう一品を注文している客が多い。

下の写真は魚だんご入りの腸粉。蒸した腸粉に醤油だれ、ピーナツソースとチリソースをかけて小$1.75、中2.75。食べる場所によって甘かったり辛かったり、良く言えば複雑な味、悪く言えば混ぜこぜの味が楽しめる。

データ

  • 名称:腸粉の屋台
  • 所在地:3 Rutgers St, New York, NY 10002

濃厚度

中。最低限の英語は通じるし、メニューに英語が書いてある腸粉屋台はチャイナタウンでここだけだ。チャイナタウンの濃い世界に入るための入門的存在である(そんなものに入門しなくてもよいと言われそうだけれど)。

すぐに来ること

命令されているのかと思った。

ちなみにこのお店は写真の2か月後に開店した。すぐに来たのかどうかは微妙。

隠れ家バー・Apothéke

Apothékeはチャイナタウンで看板を出さずにひっそりと営業している店だ。知る人ぞ知る、という言葉がぴったりな存在だったが最近は普通の有名店になってしまった。

コンセプトは体に効くカクテル。カクテルシェフないしMixologistと呼ばれるバーテンダーは白衣を着ており、メニューは処方箋と呼ぶ。カクテル1杯が$20弱という高い料金を取るための演出だという気もするけれど、同じお店がミッドタウンにあったらこの値段ですまないのだろう。もっともこのApothéke、2年くらい前はもっとお金のかかるお店だった。不景気でも悪いことばかりではない。

街灯の少ない外より店内はさらに暗く、喧騒に包まれているので顔と顔が近くなる。本来はカクテルを味わいに行くべき場所なのだが、親密なカップルが多い。一人や男同士でも入れるし、そのほうがカクテルの味がわかって良い(負け惜しみ?)。

上の写真はしばらく前に撮ったもの。Gold Flower Restaurantは4年くらい前までここにあった店で、それがApothékeの目印になっていた。数週間前から看板がなくなり、初めて行くときはさらに見つけにくくなったのでご注意を。

あと、ここのbouncer(門番)は本当にbounceする。混雑する週末はそれなりの服装と、できれば予約がおすすめだ。

データ

濃厚度

薄い。

これが現在の写真。

チャイナタウンの病院にありがちなこと

予約のとき

  • 「予約はいらないからとりあえず来なさい」と言われる
  • 保険の有無はあまり聞かれない
  • 値段の目安を教えてくれる

日本の町医者と似ている。保険の有無を聞かれないのは無保険の患者が多いため。保険がある場合は聞かれなくても自分から言ったほうが良い。

初診のとき

  • 医者の雑居ビルは漢方薬くさい
  • エレベーターは「痰は禁止」と書いてある
  • 名前はアルファベットと漢字の両方で書く
  • 住所やSSNを書くフォームに言語の選択欄がある
  • それも中国語と英語の二択は珍しく、最低で三択、多くて五択

三択は普通、中国語、英語、広東語。五択の場合は福建語や台山語などマイナーな言語が加わる。

診察室に入る

  • 「結核について」のような掲示が中国語で貼ってある。それもニューヨーク市が発行したもの
  • 看護婦の話している英語がなまっていてわからない
  • 隣の部屋の話し声がうるさい。「アイヤー」なんて言ってる

医者に会う

  • 「注射が必要だね。下の薬局でワクチン買ってきて」と言われる
  • 採血した後「これ検査所で見てもらって」と自分の血が入った試験管を渡される

コスト意識が高いからだろうか、ワクチンは買いに行かされることが多い。自分の血液を持って道路の向かい側のビルに行くのはチャイナタウンならではの経験だ。

日本に行ったことのある医者も多く、思い出話を聞かされる。

会計

  • 現金払いのみのところが多い
  • 「今日は現金だけど次からは小切手でもいいからね」と言われることも
  • クレジットカードは当然使えない
  • 常連になればツケもきく

写真と本文は直接の関係はありません。

M15バスのSelect Bus Service

MTA(NY市交通局)がM15 Select Bus Serviceというサービスを始めたのが去年の10月。停留所の数が少ないのに加えて、料金を停留所で前払いするという斬新なシステムで快速運転を実現している。

このバスはEast 126th Stから2nd Aveを南下、チャイナタウンを囲むようにAllen StからMadison Stへ、そしてWater Stを経由してBattery Parkのフェリー乗り場に到着する。北向きも1st Aveを通るほかは同じコースだ。

ここに書いたルート、マンハッタンの東側からチャイナタウンにアクセスするのに使える。たとえば、East 86th StからHester Stまでは乗り換えなし、時刻表の上で45分ほど。決して速くはないし時刻表のようにはいかないこともあるが、地下鉄の階段を上り下りしなくてよいメリットはある。

そしてこのバスの長所、かどうかはわからないが、チャイナタウンの「濃い」ところにしか停留所がない。観光客のいない庶民の日常生活へひとっ飛びだ。

チャイナタウンの中心部に行くには使いにくいし、悲しいことにUESからチャイナタウンまで通しで乗る人はあまり見ないが、一度はどうぞ。

データ

チャイナタウン周辺のバス停を二つ。

  • 名称:Grand St(バス停)
  • 所在地:Allen St & Hester St, New York, NY 10002
  • 名称:Catherine St(バス停)
  • 所在地:Madison St & Catherine St, New York, NY 10002

濃厚度

バスは薄い。バス停は漢字がたくさんで少し濃い。

偽物を売ってはいけません

East Broadwayの雑居ビルに上のような張り紙がしてある。いろいろと書いてあるが、まとめると「ビル内での偽ブランド品の販売は禁止」ということだ。

ただ、店員も客も中国人ばかりなビルなのに英語が先に書いてあるのは外向きなポーズのように思う。

本音は「このビルは偽物がないから警察の方は来ないでくださいね」か、それとも「偽物が売られていてもそれはテナントの責任なのでビル側は関知しません」か。

どちらかというと後者の気がする。

ただこのビルの2階は以前と比べると怪しい商品がずいぶん減ったので、もしかすると本気で偽物を追放しようとしているのかもしれない。

カップケーキのEverything Frosted

チャイナタウンのとてもマイナーな路地、Mosco St。そこの2階という最悪な立地条件のところで健闘するカップケーキ屋がある。

オーナーパティシエは中国人。アメリカのべったりとしたカップケーキに飽きた人は行ってみると良い。逆にSex and the CityのMagnolia Bakeryのような甘々なものが好きなら無理にお勧めしない。ケーキのフレーバーはレッドベルベットなど一般的なものが多いが、小豆や黒ごまといったアジアンなものも人気だ。

お店は一応テイクアウト専門ということになっている。すぐ食べたければ店内で食べられないこともないが、作業場中心の小さな場所なので公園まで20歩歩くのが無難だ。

開店して1年半、評判も上々で有名になってきた。遅かれ早かれもっと立地条件の良いところに移転するのではないかと思う。そのときもチャイナタウンで営業を続けるのだろうか。

ちなみに超私見。チャイナタウンのデートを計画する場合はこういう普通っぽいお店もコースに入れておくと良いことがあるかと思います。

データ

濃厚度

薄い。店の中にいるとチャイナタウンにいることを忘れる。でも観光客スポットではない。

追記(2013年7月6日)

閉店しました。オンラインショップに移行しています。

チャイナタウンで募金活動中の尼さんが逮捕される

バックパックで世界を旅行して、お金が足りなくなったら少し路上で商売して、なんて考えたことのある人は多いだろう。実行するときに注意をしたほうが良いかも、という話。

APの報道によると、チャイナタウンのCanal StとMott Stの交差点で寄付を募っていた尼さんが逮捕されたという。

まず背景から。

この尼さん、1996年に仏教の布教活動でアトランタにやってきた。ところが今年の3月に自分のお寺が火災に遭い、再建費用の3万ドルを寄付で賄おうとした。募金活動の場所に彼女が選んだのはマンハッタンのチャイナタウン。Canal StとMott Stの交差点という人が多いところを選んで街頭に立った。中国人も仏教徒も多いから良い場所には違いない。寄付をしてくれた人には数珠をあげていた。この数珠、50セントの価値というから文字通りの粗品である。

ところがどこを誤解されたか、この尼さんが逮捕されてしまった。無許可販売の容疑で。

警察はこの活動を「アクセサリーの販売」と受け取ったらしい。ライセンスがないという理由で逮捕、記事中に英語が流暢ではなかったというニュアンスがあるので釈明もあまりできなかったのだろう。その場にいた通行人が彼女に代わって説明するも警官は聞く耳をもたず、4時間にわたって拘束されたとのこと。

結局は無事釈放ということになるのだが、「6か月間問題を起こさなければ」という条件付きなので完全な無罪放免になったわけではない。

弁護を無料で引き受けたBrown弁護士のコメントは「カトリックの修道女がロザリオ(数珠)を配っていたのならまた話も違ったはず」と。

Diversityという言葉がこれだけよく使われるニューヨークでも文化の壁は厚い。後味の悪い事件ではあるが、世界の人が誤解なく共生できるにはまだまだ時間がかかるのだろう。(写真はクイーンズのお寺にて。本文と直接の関係はありません)

リンク

サイゴン・ベトナミーズサンドイッチ

ニューヨークではベトナム式サンドイッチ(バインミー)がブームである。チャイナタウンでは何年も前から数店が営業していたが、最近はその何倍にも増えた。

設備投資が少なくてすむので開店もしやすいが、競争も激しい。この一年で多くのお店がつぶれたのも事実である。

チャイナタウンのベトナムサンドイッチ業界でここ数年ずっと人気度一、二を争うのがこちらのお店。サンドウィッチが売れすぎて、そして小さいお店が混みすぎて、昨年現在の場所に移転した。

今の場所は広いのだが、金魚の水槽が置いてあったり店内スペースにヒスイ屋が店を出していたり混沌としていて落ち着かない。とはいえチャイナタウンに落ち着く場所があるのかと言われると困るのだが。

人気店だけあって味に間違いはない。アメリカではあまりお目にかかることのない大根もうれしい。欲を言えばパンにもっと個性があればいいし作り置きはしてほしくないけれど、$4と少しのファーストフードでは文句も言えまい。

データ

濃厚度

薄い。観光客もたくさん。

チャイナタウンのAgnès b.

Agnès b.のNYオフィスはチャイナタウンとトライベッカの境目にある。事務所があるのは中華系の弁護士・医者や会社が多く入居するビルの16階だ。このビル、掲示物はすべて英語と中国語のバイリンガルである。

お店はここにないのでサンプルセールなどのイベント時にしか入ることはできないが、Agnès b.と中華系雑居ビルの取り合わせが面白い。

もちろんトイレの入口も「女」である。

腸粉の屋台・2

以前紹介した腸粉屋台。今回紹介するのはその向かい側にある屋台で、ここも腸粉が主力商品である。道を挟んで客の取り合いをしなくても良いと思うのだが、人通りが多くて屋台を置ける場所は限られるのだろう。

向かい側のお店がその場で作るタイプの腸粉を売っているのに対し、こちらは蒸した腸粉が食べられる。

作り置きなので出てくるのは早い。メニューをご覧いただければわかるように腸粉以外のものもある。おすすめは3個で$1の茶卵だ。

データ

  • 店名:腸粉の屋台
  • 所在地:71 Elizabeth St, New York, NY 10013

濃厚度

濃厚だ。英語のメニューもないし、英会話もあまり通じない。メモ帳を持って行って筆談するのが一番。

外国人料金?

チャイナタウンではごく稀に外国人料金のようなものを経験する。中国語を話すと少し安くなったり、見た目がアジア人だと安くなったり。ただ露骨な二重価格はほとんどない。

その中で、英語と中国語で違う料金が堂々と書いてあるこの看板は珍しい。インターネットカフェなのだが英語は1時間$3、そして中国語では「会員価格1時間$0.50から」と書いてある。

$3が非会員価格だとすると矛盾はしていないのだが、作為的なものは感じる。

このお店、閉店してしまったので真相を探りに行けないのが残念だ。

フラッシングの豚足屋

フラッシングで豚足といえば、韓国料理のチョッパルが思い浮かぶ。薄切りにしてお酒のつまみにするアレである。

豚足料理は中華圏にもあり、特に台湾の豚足ご飯は屋台料理として名高い。そして濃厚スープで煮込んだ豚足が買えるのがここのお店である。

豚足はコラーゲンがいっぱいで皮がプルプルしている。そのまま食べるのがいちばん良いと思うけれど、ご飯やお酒のお供にもどうぞ。大きなものをかじるのが中華式だと思うが、写真の豚足は韓国式にスライスしてもらった。

このお店、看板のとおり「猪」(豚)が主力商品ではあるが、牛肉から鶏のモミジまでいろいろなものが揃っている。個人的には豚足が一番おいしいと思う。

データ

  • 店名:迦南地美食
  • 所在地:135-02 Roosevelt Ave #6, Flushing, NY 11354

濃厚度

濃い。看板もメニューも漢字だけだ。ただし韓国人客もいるので英語は通じるようだ。棚の中を指さすだけだから難しく考えなくてもよい。

街頭広告、ならぬ街灯広告

入居者募集の貼り紙はよくあるけれど、チャイナタウンではそのまま街灯に書いたりする。紙を使わないぶんエコですね(嘘)。

Fishion Herb Center

有名すぎて今さらと言われそうだが、Fishionのマッサージをご紹介。

チャイナタウンにはマッサージ屋が星の数ほどあるのだが、人に安心して勧められるところは少ない。そこそこ清潔で、女性客もいて、英語も通じて、さらにクレジットカードも使えるところがどれだけあるだろうか。このFishionはその数少ないところの一つである。知る人ぞ知る、ということはなく有名店だ。

場所はMott Stの飲食店が並ぶあたり。看板のある道路から小道を入って入り口に到達するのだが、まず「Legitimate massage only 色情免問」という文字が目に入る。変なサービスはありませんよ、ということだがそこまで強調しなくても、と思ってしまう。妙な期待をしてくる客が多いのだろうか。

いざ店に入ると最初に予約の有無を聞かれる。スパでは予約が普通だがこの手のマッサージ屋では珍しい。週末などは予約なしだと入店できなかったりするから人気店の風格を感じさせる。男性マッサージ師もいるので気になるならあらかじめ言えば良い。平日でも電話をしてから行くほうがスムーズだ。

料金は値段は15分ごとに$10。

データ

  • 店名:惠生中医薬中心(Fishion Herb Center)
  • 所在地:107 Mott St, New York, NY 10013
  • ウェブサイト:http://fishionherbcenter.com/

濃厚度

薄い。複雑な英語は通じない相手もいるが、気にしない。