チャイナタウンには観光ガイドブックに必ず登場する店というのがあって、この合記飯店もその一つである。そのせいもあり店内の客は観光客と地元の非アジア人が多い。店員のサービスもアメリカのダイナーのようにやたら愛想が良い。もっとも、健康的なウェイトレスが出てくるダイナーとは違い、ウェイターはくたびれたおじさんばかりである。
客層に合わせているのだろう、味も周辺のレストランとは違い、良く言えばマイルド、悪く言えばパンチに欠ける。八角のようなスパイスの味がしないのはもちろんのこと、にんにくや生姜の味も抑えてある。
広東語を話さない限り、テーブルにつくと定番のものだけ載っている簡易メニューが差し出される。日本語も書いてある。指定すればもっと品数のある英語メニュー、さらにリクエストで中国語のみのメニューも、ということでこのあたりのエピソードはNY Timesの読者投稿欄、Metropolitan Diaryのネタにもなっていた(和訳)。
Panda Express式のアメリカンな中華料理が好きな人にはおすすめだ。最初に氷水が出てきて最後にフォーチュンクッキーをもらえるのもアメリカ式のもてなしである。一皿の量が多いのもアメリカ式で、これが半分の量で半分の値段ならありがたいのだけれど。
データ
- 店名:合記飯店(Hop Kee)
- 所在地:21 Mott St #B, New York, NY 10013
濃厚度
薄い。
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