Soup Dumpling

小籠包

Hong Kong? New York.

これでもニューヨーク

Hot Pot

麻辣火鍋

Subway

地下鉄

Congee

中華粥

おばさん2題

今年最後はチャイナタウンで働くおばさん二人のことを書きます。後半には未成年の方に不適切な記述があります。写真はフラッシングの駅で、本文とは関係ありません。

その1。中華料理店の従業員

おばさんはチャイナタウンのレストランでウェイトレスをしている。朝11時の開店前から夜9時の閉店後まで立ちっぱなしで働く。時給は$5にも満たず客からのチップが収入源だ。

クリスマスも出勤した。ニューヨークはクリスマスに閉店するレストランが過半数だが、「チャイナタウンは年中無休だし、チップも多めにくれる人が多いからね」と笑う。

彼女の生きがいは高校生の一人息子だ。アメリカで育った息子は完璧な英語と中国語を話す。英語はメニューの説明しかできない母親とは対象的である。ニューヨーク市トップクラスの高校に在学し弁護士を目指すという。

おばさんに「クリスマスに家にいなくていいのかい」と残酷とも思える質問をしたら「家にいないのは毎年のことだからね」と言う。息子にサンタクロースが来るのかどうかは聞けなかった。

その2。夜の仕事。個人営業

おばさんは5年前にニューヨークにやって来た。中国北東部の出身で、両親と夫と9歳の息子が中国にいる。話を聞いていると30歳前後らしいのだが見た目は40を超えている。化粧の濃さがさらにおばさん度を高めている。

おばさんはアパートメントの自室で毎日客を取る。電話の受付も自分でする完全な個人営業だ。客は常連が主でたまに中国語で新聞広告を出す。

取り締まりはないのかい、と言うと「常連客相手に商売をしている間は大丈夫。新聞広告を出すのは怖いが、客が増えるのでやっている」のだそうだ。

そこそこの収入はあるが生活はつましい。稼ぎは中国の家族に送るからだ。家族はこの仕事を知らないことになっているが、英語もできないのにアメリカで毎月数千ドルを稼いでくるお母さんを息子はどう思っているのだろうか。

いろいろ話してもらったのでこちらも気がとがめ、おばさんに少々の現金を渡した。食事をごちそうしてくれたからいいよ、とおばさんは言う。中国語を教えてもらったからさ、と押し付けると「英語を教えてよ」と言う。

クリスマスは客が来ないので休業。クリスマスが終わればまた1年間働くよ、と意気込むが、いつまでも続けられる仕事でないのは本人が一番よくわかっている。

誰にでも新年はやってくる。2013年がこのおばさんたちにとっていい年でありますように。一年のご愛読ありがとうございました。

中華カラオケに行った

チャイナタウンにはカラオケがあって、日本語の歌も少しある。日本語の歌が歌える中国人がたまにいて、またそれがうまかったりするから嫉妬を感じる。

画面はほのかに中華風。らりるれろゎいうえおんつ。ゎが小さい。

最新とはいかなくてもそこそこの曲は入っている。フォントが微妙に変だったりするが気にしない。いきもの。

実はこのカラオケを大々的に紹介しようかと思っていたら、大人の事情があって概略に留めなくてはいけなくなった。今度は別のカラオケ店をちゃんと紹介します。

フラッシング行きのバスは今日も通常モード

まずは業務連絡。このブログは週二回の更新を1年半も続けていたのですが、このたび3回ぶん臨時休業をいただきました。初めはすぐ治ると思った風邪だったのですが意外に長引きました。

さて今日の更新。

筆者はチャイナタウンからフラッシングに行くバスをよく使う。ふたり連れのときはカーサービス($20)も使うが、一人だとバスの$2.75という値段は魅力的だ。

これはチャイナタウンとフラッシングの乗り場でバスが客を待ち、20人集合したら出発するというシステムである。1人めになったら待ち時間は10分くらい、20人めになったら待ち時間はゼロ、という具合だ。

21人めになったときはどうするか。次のバスに乗るのが正しいのだが、頼めば助手席にも乗せてくれる。法律で定員が20人なので事故の際に保険がどうなるのかは知らないが、助手席は空間も広く快適なので人気がある。

さて私、この週末は22人めだった。客が少ない夜なので次のバスが出発するまで20分待ちか、と暗い顔をしていると運転手が「乗っていいよ」と日本の銭湯で見るようなプラスチックの椅子をくれる。事故にあったら真っ先にお陀仏な上に保険もナシか、と思いながらマイクロバスの入り口の床に椅子を置いて客となったのでした。

写真が暗いので見にくいが、下にあるキャラクターもののプラスチック製品がその椅子だ。早く帰れたし運賃も$2にまけてもらったし言うことなし。

関連記事

四菜一湯(5-Combinations)で東西の食文化を考える

ここはチャイナタウンによくある「料理が4品選べてスープもついて」というお店だ。朝から夜までどの料理を選んでも$4.75、テイクアウトなら$4.25。

店に入る。受付台に行く。お金と引き換えにごはんの乗ったトレイをくれる。料理は60種類となんでもあるのでかなり迷うが、常連客はさっさと食べるものを4品決めて席につく。こういう人はいつも同じ物を食べるのだろうか。

さて、ここに来るたびに気になることがある。

この店は中国人も非中国人も来るのだが、受付を見ていると器用に英語と中国語を分けて対応している。そして英語の客にだけ聞く言葉がある。

「ウォーター? ソーダ?」

中国人客にはなにも聞かずにトレイを渡す。そして中国人客は無料のスープをもらい、英語の客は取らない。

狭い範囲の観測だが、中国人は食事中に水を飲まない。お茶も飲まない人が多い(飲茶は例外)。飲むのはスープ。そして正しいスープは味が薄くて喉が乾かない。

よく思い出してみれば、私が子供の頃は食事中に飲むのは味噌汁のみで水もお茶も飲まないものだったけれど、これは日本全体がそうだったのか我が家のローカルルールだったのか。

データ

  • 店名: 四菜一湯(5-Combinations)
  • 所在地:195 Centre St, New York, NY 10013

濃厚度

中。チャイナタウンの入り口に近いだけあって中国人以外の客も多い。料理を盛ってくれるおばさんもそれなりに英語ができる。

食欲減退なラーメン屋

あまり流行っていないラーメン屋に行ったときのこと。具がなんかチクチクするなと思ったら毛が生えていた。

ベジタリアンになりたくなった瞬間でした。

電気がついた! さて最初の言葉は

現在ではほとんど復旧したが、ハリケーンの関係でチャイナタウンは数日にわたって停電した。電気がついた瞬間の喜びの声を中国語の新聞が伝えている。それによると住民は「神様に感謝」や「阿弥陀仏(あみだぶつ)」と叫んだらしい。

なんとかの神頼みという言葉はあるけれど、意外と中国人は信心深いのでありました(チャイナタウンにお寺もあるしね)。

私は停電より断水がきつかった……。お風呂はインターネットより大事であることを痛感いたしました。

参考リンク

中國評論新聞:斷水停電之苦終結束 紐約華埠又亮了!

中国語のテストがあるタクシー会社

ニューヨークでタクシーに迎えにきてほしい場合はカーサービス(いわゆるリムジン)の会社に電話をすることになる。

先日、中国語新聞の広告を見て初めての業者に電話。聞いたことがない会社で、かなりの零細企業と想像する。

業者「ニーハオ。○×○×……」(中国語)

電話で間違いがあってはいけないので英語で話す。相手も英語で応対してくれる。

私「ハロー、配車をお願いします。場所は……」
業者「中国語はできますか」
私「少しなら」
業者「どうぞ」

Here you goって、なんで英語ができる中国人に英語を話さないといけないの、と思いながらも中国語モードに。

私「我的地址是……我要去……」

業者のおねえさん、英語で事務的に言う。

業者「OKです。車は10分で行きますので」
私「なんで中国語のテストを?」
業者「運転手は中国語しかできないからお客さんが中国語をしゃべらないと困るんですよ」

ほどなく車がやってきた。運転手は本当に英語ができない。

私「法拉盛、緬街」(フラッシング、メインストリート)

運転手はカーナビを見ながら

運転手「メインストリートってどう書くの」
私「M-A-I-N」

メインが書けないほどに英語ができなくても運転免許が取れるとは、ニューヨークも懐が広いものだ。

ちなみに無事に到着して車を確認すると案の定営業許可のないナンバー。日本で言う白タクである。料金は安かった。

(写真はチャイナタウンの風景。本文とは直接関係ありません)

看板に偽りあり

前回の即席タピオカの記事が意外と好評でありました。なのでパッケージの表側も堂々公開。

なにが驚きって、これが中国製なこと。裏を見ると会社も中国大陸だし工場も上海市。

真ん中のは商品名だから間違いではないし、右上のは台湾名物くらいの意味だから嘘ではないのだけれど、「台湾製にしては安いな」と買ってしまう人はいるはずだ(私です)。

日本にいるとあまり意識しないけれど、台湾製は一つのブランドになっている。中国人も台湾製を選んで買うほどだ。

というわけで、ありがちなトリックにまんまとはまったお話でした。

えいようざいが入てます

中国人はこの妙な日本語表記を見てインターナショナルを感じたりするんだろうか。中身は中国製の即席タピオカで、家でバブルティーを作るのに使う。

ちなみにこの商品、パッケージの表面に台湾の地図がプリントしてある。「台湾製にしては安いな」と買ったあとに上海市という文字を見て驚いたのは私です。だまされた……。

まだ停電中

ハリケーンがニューヨークを襲ってから間もなく2週間となる。マンハッタンではほぼ全体に電気が戻った。

その中でまだ停電が続く一帯がチャイナタウンの端にある。低所得者向けの住宅地、Knickerbocker Villageである。

ここはEast Riverの目の前にあり、さらに川と高低差がないために洪水が襲来した。ニューヨークの他のビルがそうであるように、電気系統が地下にあるため被害が大きくなった。現在復旧の見込みは立っておらず、夜は警察が持ってくる巨大照明灯だけが頼りである。

ビルの1階にある商店も軒並み休業。角のデリは自家発電で半分営業している。

マンハッタンのほぼすべての家庭に電気が戻った現在、1000人以上が住んでいるこの一帯はまるで忘れ去られているかのようだ。現にマスコミはこのことを報道しないし電力会社のスタッフもあまりいない。もちろんクイーンズやスタッテン島に行けばもっと被害が出た場所もあるため市や電力会社が悪いというわけでもないのだろう。とはいえ、この住宅には老人も多く住むため心配が多い。

この病院は別のところで営業を再開した。

電気もネットもある恵まれた私たちは現金や物資の寄付をしましょう。ボランティア団体に連絡して何ができるか聞きましょう。

追記(2012年11月13日)

Bowery Boogieの記事によると半分以上の世帯に電気が戻ったとのこと。管理会社に問題があるとの指摘もある。Chinatown Partnership Local Development Corporation (CPLDC) は今日Knickerbocker Villageの人を助けるボランティアを募集するという記事を出した。

携帯充電$5。ハリケーンのエピソードあれこれ

まずは読者様のご無事をお祈り申し上げます。

筆者はチャイナタウンから遠く離れたところに避難した。本当はチャイナタウンの様子をハリケーンの現場からレポートするのがブロガー魂なんだろうが、ブログと心中したくはない。

ハリケーンがやってきたチャイナタウンの様子を中国語の報道から拾ってみよう。

携帯の充電1回$5

なんでも商売にしてしまう中国人。この記事では停電のチャイナタウンに登場したした有料充電ステーションを紹介している。携帯の充電が1回$3から$5と、すごいボッタクリ価格だと思っていたら2分で$5というさらに上を行く価格もあったそうだ(読者様情報)。

漆黒の中営業するレストラン

停電になったからといって家賃が安くなるわけでもなく、食品は腐る前に売ってしまいたい。というわけで停電の中レストランも営業した。

そして廃棄

ハリケーンが去った後、レストランが食品を廃棄している様子。停電が冷蔵庫を直撃したから仕方がないけれど、小さいお店は損失を取り戻せずに閉店の危機、という話も聞く。

なお、各レストランには市の衛生局が立入検査をして営業再開許可を出している。ニューヨーク市はこのあたりがきちんとしていて安心だ。

これからが試練です

ニューヨーク周辺でハリケーンの被害にあった方にはお見舞いを申し上げます。もっとも、このブログを見ているあなたは電気も復活した恵まれた方ではないかと思いますが。

マンハッタンでは復興が進みつつあります。ともすると地下鉄以外はすべてもとに戻ったように錯覚すらしかねません。しかしスタッテン島やブルックリンの沿岸部などの近隣都市は多数の建物が破壊されましたし、マンハッタンでさえも基本的な生活に困っている方がおられます。

写真はチャイナタウンで陸軍の食料配布を受ける人たち。食べ方が中国語で掲示してあります。

募金をしよう

電池や毛布を届けるのは尊いことですが、とりあえずお金を届けるのが復興への近道です。特にLビザやHビザでニューヨークに住んでいる恵まれた方はたんまり寄付しましょう。赤十字をはじめ募金先はたくさんありますが個人的なおすすめは運営費用がピンハネされないMayor's Fund to Advance New York City

ボランティアする・物資を届ける・献血する

今日のNew York Magazineの記事が公園の掃除から献血までタイプ別の支援方法を解説しています。短いながらよくまとまっている良記事。Help With Huricane Sandy Cleanup -- Daily Intel

チャイナタウン・アジア人向けには

CAAAV.orgがチャイナタウンを拠点にボランティア活動をしています。最新の情報はFacebookのページで見られます。物資提供は随時受付、ボランティアの申し込みはメールで。

チャイナタウンでは、英語と中国語の両方が話せる人がものすごく重宝されます。腕に自信のある人は(なくても)ぜひ。

ハリケーンとチャイナタウン

ブログ主は無事です。

報道をまとめますと
・チャイナタウンは現在停電している。ひどい浸水はなかった。
・レストランの大多数は閉店。
・商店は開いているところもある。ただし生鮮食料品は保存状態が疑問なので自己責任で。

地下鉄が使えない現在、イエローキャブがつかまらない場合はチャイナタウンのカーサービスが来てくれます。ここの書き込みも参考にしてください。英語も通じるはず。 https://www.facebook.com/nychinatown/posts/120781268078512

ニューヨークの皆様は不便な暮らしをなさっていることと思います。無理は禁物です!

腕時計の電池、3ドルから

チャイナタウンでは腕時計の職人が路上に店を出している。仕事のほとんどは電池とベルトの交換だが修理もしてくれるそうだ。その中で一番安そうなのがEldridge Stの職人だ。路上にミニテーブルひとつで営業、手書きの看板には電池交換が$3-4とある。

職人はてきぱきと仕事をこなす。普通の電池交換なら蓋をあけて電池を入れ替え、蓋を閉めて作動確認と時刻合わせまで3分ほどである。

$3と$4の境目がどこにあるのから知らないが、ニューヨークの相場はこの数倍。チャイナタウンはまったく不思議なワンダーランドである。

データ

  • 店名:翁記手表(Yung Kee)
  • 所在地:11 Eldridge St, New York, NY 10002

濃厚度

濃厚だ。英語は通じると思う。

チャイナタウンの大行列

チャイナタウンでなにやら大行列。行列は50人以上で、待つことが嫌いな中国人が整然と立ち並ぶ様子は珍しい。

前の方に行ってみるとテントの前の赤い箱でポップコーンを作って配っていた。行列が嫌な負のエネルギーは無料ポップコーンの引力に負けるらしい。

ちなみに、同じ会場で保険会社が無料で文房具を配布していたが、こちらではもらった人の手にスタンプを押していた。同じ人が2回もらわないようにということらしいが、さすがチャイナタウン……。

Yoberry、閉店

低脂肪デザートとしてブレイクしたフローズンヨーグルト。Pinkberryというチェーン店がニューヨーク各地にできたあと、チャイナタウンにはそっくりさんができた。その名もYoberry。

他の類似店ができたり消えたりする中、YoBerryは4年もがんばった。葬儀屋の並びに店を構えたのは冒険だったが、安い家賃と公園の真ん前という条件に恵まれた。

しかし、近所のSweetberryが閉店するのと前後してここも営業終了となった。折しもチャイナタウンには別のチェーン店、Red Mangoが進出を決めている。こうしてチャイナタウン独特の怪しさがなくなっていくのが残念である。

データ

  • 店名:Yoberry
  • 所在地:48B Mulberry St, New York, NY 10013

濃厚度

普通。

マッサージの看板・続

先週に続きまたマッサージの看板が登場だ。ここは近代的な看板ではあるけれど、Massageの文字に黄色いテープをはって隠しているのが気になる。Qi Gong(気功)は隠さなくていいらしい。

ところで、ニューヨーク州では英語ができないとマッサージ師の免許が取れないのに、チャイナタウンは中国語しかできないマッサージ師が大量にいる。いろいろあります、チャイナタウン。

参考リンク

Ping's Seafood

日本語のガイドブックにも登場するからご存じの方も多いだろう。このお店、昼は飲茶レストラン、夜は高級シーフードレストランという二つの顔を持つ。今回は飲茶の話。

店内の客は西洋人が多めだ。ツアーの団体客も積極的に受け入れていて、金髪の客が30人まとめて店になだれ込んだりもする。中国人が多い店と違い、青島ビールやコーラと一緒に飲茶を食べるテーブルも多い。

そういう客層ではあるが飲茶の味は悪くない、というよりむしろいいほうだ。他の店よりサイズが小さめなので少人数でもいろいろな料理が楽しめる。

ワゴンは回ってくるものの狭い店内でペースが遅い。さらにワゴン内の料理は種類が少なめでもある。飲茶のほかに一品料理を追加する客が多いのもここの特徴だ。

味もいいし店員はだいたい英語が通じるしチャイナタウンに慣れない層には使えるお店だと思う。やや値段が高めだが、一風堂でラーメンに一品つけたくらいの値段でしかないと思えば納得の価格。

データ

  • 店名:昇輝(Ping's Seafood)
  • 所在地: 22 Mott St, New York, NY 10013
  • ウェブサイト:http://pingsnyc.com/

濃厚度

薄い。

シャチョさん、マサジ

外国人が話すつたない日本語は微笑ましいものだが、これに怪しさしか感じないのはなぜだ……。

大乗寺へお参りに

チャイナタウンにはお寺がたくさんある。お寺というと立派な門や砂利や井戸のある境内が思い浮かぶが、ニューヨークのお寺はほとんどが雑居ビルの一室にある。一般の人が行っても言葉の壁と文化の壁があり参拝は難しい。

その中で一番入りやすいのが大乗寺。大きい建物であることに加え、ガイドブックにも登場する唯一のお寺でいつも観光客を見かける。

入場は自由。仏像にお参りするだけでもよいし、お線香をあげたりおみくじ(英語だ)を買ったりしてもいいし日本のお寺としくみは同じである。

おみやげ屋が併設されていたり勤行を録音したものがBGM代わりに流れていたりと俗化しているきらいはあるが、これだけ大きい施設を保つにはなりふり構わぬ資金集めが必要なのだろう。

日本人的な感覚で言うと、新しすぎる仏像と後光を演出するライトはありがたみにかける、と言ったら罰が当たるだろうか。

データ

  • 名称:大乗寺(Mahayana Temple)
  • 所在地:133 Canal St, New York, NY 10002
  • ウェブサイト:http://www.mahayana.us/

濃厚度

中くらい。ガイジン率は多めだけれど、まじめに参拝している中国人もいる。

NYで一番安いカレーライスの正体とは

日本ではホテルの高級カレーが話題だそうで。

NYのチャイナタウンにはカツカレーはないがカレーライスがある。日本風のカレーライスもあるが、一番安いのはHong Kong Station(45 Bayard St)のカレーライスボックスなるものだ。$2.50。

一番上の写真でネタバレしてしまったが、レシピはこうなっている。

  • ごはんを箱に入れます
  • カレーで煮込んだ魚だんごをのせます
  • ついでにカレーソースも少しかけます
  • ラーメンのトッピングコーナーを眺めます
  • イカのカレー煮を取り出し、汁だけかけます。イカは高いので省略
  • 鶏のカレー煮も汁だけかけます
  • ネギとピーナツをのせます

トッピングをのせてくれれば良いのにその汁だけ。給料日前でも安心な庶民のグルメである。

味はそれなり。魚だんごはおいしい。店内で一番安い食べ物なので注文に勇気がいる。

月餅を買いましたよ

中国では中秋節である。日本ではお月見のシーズン、中国人にとっては家族で月餅を味わう時期だ。

チャイナタウンでも月餅を売り出す。中国や香港から輸入してきたものを売るお店がほとんどだが、ニューヨーク産の月餅も悪くない。

このお店は普通のパン屋だが秋だけ月餅屋になる。1個$4から$5とチャイナタウンの物価を考えると安い買い物ではないものの、飛ぶように売れている。

日本人には馴染みがないが、卵の黄身と蓮の実餡を合わせたものが人気だ。黄身は塩漬けのものがそのまま入っている。激甘で大量に食べられるものではないけれど年に一つくらいは。

中秋節は明日日曜日まで。チャイナタウンでは小規模な催しもある。

データ

  • 店名:鳳凰餅家(Golden Fung Wong Bakery)
  • 所在地: 41 Mott St, New York, NY 10013

濃厚度

中。店内は広東語が公用語。最低限の英語は通じる。

参考リンク

閉店の理由

英語のお知らせは

「ニューヨーク市保健局は当店に対し閉店命令を出しました」

中国語のお知らせは

「改装工事のためしばらく閉店します」

閉店命令が出た際は冷蔵庫を買ったりしなければならないので改装工事は間違っていないのでした。

上海人家

チャイナタウンのPell Streetは100メートルほどの短い通りでそこに上海レストランが3軒並ぶ。有名なジョーズシャンハイ、姉妹店のジョーズジンジャー、そして今日紹介する上海人家だ。お店の並びでいうとシャンハイ→人家→ジンジャーと、姉妹が他人をはさんだ格好になっている。

上海人家の小籠包は品の良い小さめサイズだ。決して味は悪くないが他店の大きなものに慣れた人にはつまらないかもしれない。まあ小籠包は本来気軽な軽食なので、3軒食べ歩きして比べるのも可。

実はこのお店、一品料理が良い。この手のレストランにしては安価なので$5からお腹いっぱいになるし、ちゃんと食べたければ小籠包+料理2品+スープで$17というセットを二人で分けても良い。

客層は白人が多めで観光客スポットにも見えるが心配はいらない。実は中国人の顧客は隠れたところにいて、このお店は近所の商店や美容院によく出前をしているのである。

店員はチャイナタウンにしては珍しく愛想があるしメニューの相談にものってくれる。サービス重視の白人客に鍛えられた結果だろうか。

あと自家製小籠包の冷凍販売がある。気に入った方はご自宅でもどうぞ。

データ

  • 店名:上海人家(Shanghai Gourmet)
  • 所在地:23 Pell St, New York, NY 100013

濃厚度

薄い。店員はほとんどが上海人だが英語も問題なく通じる。

ニューヨークの反日デモについて

中国本土での反日デモに応じて、9月16日(日曜日)と18日にニューヨークの日本総領事館前で抗議行動が行われた。

僑報という中国語新聞によると日曜日の参加者は3000人以上。時事通信の報道した1000人に比べるとずいぶんな上げ底だが、どちらにしても大人数である。

もちろんこれは組織的な動員があったからで、福建同郷会など中国各地の同郷会が人集めに奔走した結果である。同郷会の集まりは年に数回しかないため、懇親目当てにお祭り気分で行った人も多いと思う。「ニューヨークで反日デモに参加しました」と言えば中国に帰ったときにいい話のネタにもなるだろう。

そういう人の集まりなので建物が破壊されることもなく、逮捕者も出ずに終わった。

さて、日本総領事館から遠く離れたチャイナタウンでは目立った動きがない。政治運動、それも特定の人種をターゲットにしたものは一般人を遠ざける。損得の勘定高い中国人のこと、自分の商売のためには反日活動をしないのが得だとよくわかっている。

そのため日本人がチャイナタウンに行ったところで何をされるわけでもないので安心していただきたい。とはいえ感情面の問題もあるので、日本人であることを表現しすぎるのは避けたい。国旗を持ち歩いたり日本語で大声で会話したりしても身の危険はないと思うが、そうしないのは大人のマナーというものである。

最後に。

数百の言語が話され日々異人種間の子供が生まれるニューヨークにおいて「◯◯人は嫌いだ」と言うのは無意味なことだ。日本政府に抗議するのは結構だが、日本人を攻撃するのは間違っている。中国共産党を批判するのは良いが中国人だからという理由で排斥するようなことはあってはならない。あなたも私もみんなニューヨーカー、それだけのことだ。

筆者はチャイナタウンで1000回は食事をしているが、日本人だからという理由で嫌な思いをしたことは一度もない。もし読者の方がチャイナタウンに行って万が一日本人差別にあったらご一報いただきたい。そのような愚かな行為には全力で抗議しに行きます。

参考リンク



功夫茶・Christie St店

最近勢力を伸ばしているバブルティーのチェーンが功夫茶だ。

仙草ゼリーのような変わったものをメニューに取り入れたり、砂糖の量を5段階で指定できるようにしたりという工夫が受けているようだ。

チャイナタウンのほかのバブルティー店が値段を下げて水っぽいドリンクを出す中、このお店は高級な値段でちゃんとした味を維持している。高級とは言っても1杯$4程度なのでスターバックス程度なのだが、チャイナタウンの$4定食を食べた後にここでドリンクを買うと妙な気分になる。

メニューの選択に迷ったら、とりあえずWow Milkシリーズをどうぞ。

データ

  • 店名:功夫茶(Kung Fu Tea)
  • 所在地:73 Chrystie St, New York, NY 10002
  • ウェブサイト:http://www.kfteausa.com/

濃厚度

普通。英語は問題なく通じるが客層は中国人が中心だ。手書きのディスカウント情報は中国語だけだったりするがそのあたりは漢字を解読する感じで。

英語は知らなくても生きていける

華林ターディング。華林トレーディングの間違いだが直る様子はない。

チャイナタウンは中国人が中国人相手に商売をする英語のいらない社会だ。英語の看板なんて誰も見やしない。

筆者の周りでも、アメリカに30年住んでいるのに英語がまったくできない中国人は珍しくない。テレビも新聞も中国語があるし、市役所も図書館も中国語でOKだし、カラオケも病院も弁護士も中国語で用が足りるのである。

うらやましいようなうらやましくないような。

Poon Kee(潘記)

Poon Keeは軽食の持ち帰り専門店だ。メインは香港の屋台料理で、

  • 腸粉
  • 魚だんご
  • お粥
  • もつ煮込み
  • 焼きそば・ビーフン
などが食べられる。

ありがちなメニューではあるが実は行列のできる人気店だ。たしかに魚だんごに腸粉を乗せて食べると(写真右)どちらも歯ざわりから後味まで他の店とは段違い。材料の差か、製法か。単純なものが美味だと人は弱い。

難点は食べる場所がないこと。周辺にある公園のベンチに行くしかないが、芝生などない殺風景な場所で食欲が減る。

あと、このあたりは治安にやや不安があるので暗くなってからの訪問は避けたい。もっともここの食べ物はディナー向けではないけれど。

データ

  • 店名:潘記(Poon Kee)
  • 所在地:39 Monroe St, New York, NY 10002

濃厚度

濃い。広東語が店内の標準語だ。英語はギリギリ通じる。

スイカの数え方

スイカ毎粒4ドルというのをチャイナタウンで見かけた。中国人はスイカを1粒2粒と数えるのか?

ということで聞いてみた。

Hさん(北京郊外出身):スイカ1粒はありえない。ぶどう1粒はOK。スイカ1個が普通。

Bさん(台湾出身):スイカ1粒は普通に言う。スイカ1個でもいい。

中国語の辞書にはスイカ1顆という使い方も出ていて、つくづく言語は生ものだと思う。

みなさんはアイロンをかけますか? アイロンをあてますか?

ゲームセンター、復活

昨年閉店したレトロなゲームセンターのChinatown Fair。初夏から復活している。

以前は薄暗い店内で埃っぽいにおいもしたが、いまの店内は明るく健康的だ。日本でも近年ゲームセンターが恋人同士や家族向けになったので世界的な潮流だろうか(大げさ)。

店内のゲームもすべて入れ替え。以前はゲームをするのにトークンと呼ばれるコインを買うしくみだったが、これはプリペイドカードになった。賞品がもらえるタイプのゲームも増えて女性客も増えた。

古くからの客は復活を歓迎する一方、アングラな空気が失われたことを惜しむ。実際に家族連れはChelsea Pierのゲームセンターに行ったほうが良さそうだし、これからどうなるか。とりあえず$10使って応援してきましたよ!

濃厚度

薄い。

データ

  • 店名:Chinatown Fair
  • 所在地:8 Mott St, New York, NY 10013

関連記事

チャイナタウンのゲームセンター:2009年の記事。

美容院の看板は雑誌の切り抜き

あくQしく!の熱いマインドでヘアライフを満喫。

日本の雑誌の表紙に見えるが、このモデルさんもニューヨークの端っこで自分の写真が色あせるまで使われているとは知らないに違いない。

楽しい?飲茶の金豊Jing Fong

金豊に行かずしてはチャイナタウンの飲茶を語れない。有名店であり巨大であり、窓のない店内で点心をつまむと自分がニューヨークにいることを忘れそうになる。

このレストランに行くなら週末のランチが面白い。受付で10分から30分も待たされるのは普通だし、ワゴンもなかなか回ってこないものの200人近くが一つのホールに会する光景は壮観である。

ワゴンを待ち構えても良いが、お目当ての品が来ないときは自分から取りに行っても構わない。さらに大根餅などを焼いている一角があり、ここに行くと熱い食べ物が手に入る。貝料理の汁がたれないように自分で運ぶと気分はチャイナタウンのウェイターだ。

こういうわけで週末は落ち着いてものを食べる雰囲気ではないが、話のタネに一度はいい。ゆっくり味わいたい人は平日に行くと空いているし料金も安い。

データ

  • 店名:金豐大酒樓(Jing Fong Restaurant)
  • 所在地:20 Elizabeth St, New York, NY, 10013

濃厚度

中くらい。英語は通じる。

ごみを捨てるとYou will be fine

「be fine」(立派だ)と「be fined」(罰金を課される)の違いはややこしい。これは「fined $500」が正解だ。

ちなみに、中国人英語は最後の子音を落とすことが多い。たとえば中国語でニューヨークはニウユエで、全然似ていないと思うのだがそれが中国人流。

Nom Wahティーパーラーの飲茶

1920年に開業したNom Wah Tea Parlor。2年前に先代が引退して30代の若者が引き継ぎ新装開店。彼が取り組んだのは他のお店とは違うニュースタイルの飲茶で、それが功を奏して行列のできる人気店となった。

まずはこのお店、言わないとお茶が出てこない。お茶が飲みたければメニューから注文することになる。コーラを飲む客も多いしアルコールもある。

そして飲茶にありがちなカートはまわってこない。すべて写真入りバイリンガルメニューから注文する。豚が入っていたりグルテンが入っていたりという細かい情報も書き込まれ、これが多人種多文化のニューヨーカーに受けている。

味も中華系スパイスはできるだけ抑えていて、中華料理を食べたことがないようなアメリカ人でも安心して連れていける。ちょっとアレンジしすぎて創作料理になってしまったようなものもあるが、そうやって食文化が融合したり発展したりしているのを間近で見られるのはニューヨークならではだ。

データ

  • 店名:南華茶室(Nom Wah Tea Parlor)
  • 所在地:13 Doyers St, New York, NY 10013
  • ウェブサイト:http://nomwah.com

濃厚度

薄い。店内はほぼ100%英語だ。店員は広東語を話していた。

痛・痛・痛

医者の看板は中国語だけのことが多い。一文字でわかる漢字が好き。

合法?カジノ

中国人はギャンブルが大好き。週末も平日もアトランティックシティーへのバスがチャイナタウンを出発する。

違法な地下カジノもチャイナタウン内にあるが、目立たないようにしているせいか摘発は少ないようだ。

その中でチャイナタウンに最近増えてきたのはInternet Sweepstakes Cafeと呼ばれる店舗。受付でお金を払ってスロットマシンの前に座る。うまくいけば数百ドルから数千ドルがもらえるしくみである。

スロットマシンは本物ではなく、実際はキーボードとマウスのついたPCだ。そのためカジノではなくインターネットカフェとして営業できるという妙な理屈になっている。店内はほぼすべてが中国人。なぜか麻雀テーブルも置いてあったりする。

ニューヨーク以外を含め、全米でInternet Sweepstakesが社会問題になりつつある。チャイナタウンの店舗はどうなるか。

外部リンク