アメリカのパンというのはどうしてあんな質なのだろう(ため息)。ニューヨークにはBalthazar Bakery、Pain D'Avignon、Silver Moon Bakeryなどまともなパン屋があるからまだ良いが、米国の郊外にお住まいの方はさぞ苦労されていることだろう。
ところで私は食パンが好きだ。上記のような高級パン屋には置かれていない。スーパーでもサンドイッチ用のパンとして買えないことはないが、薄っぺらいし乾いているし耳がない。
そこでチャイナタウンで食パンを買う話である。チャイナタウンでは普通に食パンが手に入る。おすすめなのは麗心餅屋のMott St店。場所はMott Stの魚屋が並ぶエリアだ。夏に行くと臭いでくじけそうになるが、冬なら安心。もっとも、魚屋が香ばしくても食パンのためなら仕方がない。
店内に入ると所狭しと並ぶパン。食パンがあればとりあえず確保する。他のパンもおいしいのだが、この店はなぜかパンに名札がないので中身を想像して買うしかない。質問をしようにも店内の標準語は広東語だ。食パンとエッグタルトを買うぶんには困らないものの、他のパンの中身がわかるようになるには修行が必要である。
修行と言えば、列に割り込んでくる人が多いのもこの店の特徴だ。店員もあまり順番は気にしないので「次は私の番ですよ」と目の力で訴えかけよう。エクスキューズミーと英語で店員に声をかけるのはたぶん逆効果。
データ
- 店名:麗心餅屋(Manna House Bakery)
- 所在地:125 Mott St, New York, NY 10013
濃厚度
中。英語は少なめだが中国人以外にも対応がやさしい。
確かに割り込みはSF中華街では当たり前!それを嫌って中華系2世3世は”小チャイナタウン”(Clement通り)に行くといいます。でも、中華街好きの私には、やっぱり本チャイナタウンのほうが活気があって、好きです!割り込みに負けないくらいにならないと! と思って毎日通っていましたが!
返信削除minさん
返信削除チャイナタウンの人々といえば、割り込みをしたり喧嘩したり痰を吐いたり、だったんですがそういうのは表通りでは見られなくなってきました。世代交代なのでしょう。
まだ割り込みの文化はところどころに残っているので、負けずに行きましょう!