ニューヨークは煙草が1箱$10以上する。そしてチャイナタウンは喫煙率が高い。煙草が高いのは一箱に$5.85もの税金がかかるからだが、法律の隙間で営業する煙草屋があった。その名はIsland Smokes。
報道によると、このお店は煙草の葉っぱとそれを巻く紙を販売。客がそれを買い店内の機械に入れれば紙巻き煙草のできあがりという仕組みだ。こうすることで同じ量のタバコが市価の1/3から1/4の値段になるという。葉っぱの状態の煙草は税金がpoundあたり$2.80と箱の煙草に比べて90%引というから法律は不思議だ。
さて、煙草は売らず煙草の葉を売る、というグレーゾーンで営業していた同店だが、昨年11月にとうとうニューヨーク市に訴えられた。店主は合法だと自信を見せるものの、かといって市当局と法廷闘争を繰り広げるのは得策でないと判断し、1月に自主閉店した。
日本のパチンコ屋は外部で換金できる景品を渡しているだけなので違法な賭博にはあたらないという。このお店も機械を隣のお店に置いておけば良かったのではないかと思うのだがどうか。もっとも、Cuomo州知事は葉っぱの状態の煙草も同じ税率にしようという方針なので閉店は時間の問題だったようだ。
似たようなお店はまだあるが、参考リンクの一番下にあるように閉店の危機にさらされている。お好きな人はお早めに。
データ
- 店名:Island Smokes(閉店)
- 所在地:116 Eldridge St, New York, NY 10002
参考リンク
- ‘Roll Your Own’ Cigarette Shops Sued by New York City in Tax Dispute - NYTimes.com
- New York City sues roll-your-own smoke shops – USATODAY.com
- Audrey Silk: Governor Cuomo Says No New Taxes in Budget but Loophole Closure Is a Tax on Smokers
- Roll-Your-Own Cigarette Shop Crackdown Continues With 2 More Stores Sued: Gothamist
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