Soup Dumpling

小籠包

Hong Kong? New York.

これでもニューヨーク

Hot Pot

麻辣火鍋

Subway

地下鉄

Congee

中華粥

バブルティーのVivi

夏が真っ盛りだ。チャイナタウンにはバブルティーを持った若者があふれている。

若者に人気のあるのがVivi。シンプソンズの巨大人形が目印の喫茶店である。台湾の学生街からカフェをそのまま持ってきたような雰囲気だ。

飲み物メニューは普通のバブルティーからティラミスミルクティーのような創作系まで幅広い。その他巨大サイズのかき氷や軽食もある。日本のたこ焼きとアメリカンドッグがあるのは特筆ものだ。

バブルティーとかき氷は値段を上げてでももう少し良い氷を使えば良いと思うのだけど、学生価格だと思えば文句もない。

あと個人的にグッと来るのは日式紅豆抹茶(red bean matcha)。台湾の小豆と静岡の抹茶で作った、とある。静岡茶が異国の地で評価され健闘している。

データ

濃厚度

中くらい。英語は普通に通じるのだが、基本的に中国語が主流の店内だ。

一年一組から二年一組へ

経済午餐はサービスランチ。お得なランチセットが人気だ。

このお店、開始時刻が手書きで地味に書き替えてある。

小学生のとき「クラスは後のことを考えて漢数字で書きましょう」と言われたのをふと思い出した。

Vanessa's Dumplingは外人ばかりだけれど

チャイナタウンのお店は濃厚な場所が良い。楽しいし安いし、おいしいことが多い。外人(中国人以外)が多いところはつまらないし味も落ちる。

その中で餃子屋のVanessa's Dumplingは数少ない例外だ。英語メニューが充実、店員も英語を話し昼は外人の行列が店内にできる。外れ要素満載だが、実は味も大丈夫だ。

美味なのは別にレシピに秘密があるわけではなく、回転が良いからだ。作り置きの餃子がまずいという餃子屋共通の問題をあっさり解決している。

理屈は別にして、外人相手に商売を広げて成功をするのもチャイナタウンのレストランのまた一つの形である。

餃子は4個で$1。そのほかにもメニューは充実だ。3品頼んでも$5くらいにしかならないので適当に頼んでみるのがおすすめだ。

データ

  • 店名:大全鍋貼(Vanessa's Dumpling House)
  • 所在地:118A Eldridge St, New York, NY 1002

濃厚度

薄い。中国語も通じる。午前中は中国人客が多めだ。

関連リンク

街の小さな$1餃子屋・Prosperity Dumpling:近所の餃子屋。はしごしてください。

フラッシング行きの$1バスは営業停止に

前回までのあらすじ:マイクロバスが$2.75で営業していたチャイナタウンとフラッシングを結ぶ路線に大型バスが$1の激安運賃で参入した。マイクロバスは$1に値下げして対抗するも大型バスは客引きも動員して圧倒的な強さを見せる。さて今回が最終回だ。

決着がつくのは早かった。先週木曜日の午後、ニューヨーク市警察などの係官が停留所にいた大型バスに乗り込んで乗客を下ろし、「検査」を行った。その結果、安全基準を満たさないため運行はできないということになりその場で営業停止が申し渡された。チャイナタウンとフラッシングの停留所で同じ時間帯に検査が行われたあたり、計画的に準備されたとみえる。

報道によれば罰金は$7500とのこと。7500人分の運賃がふいになったと考えると莫大な額である。

とはいえ、一番の被害者は乗客だ。ある日座席も広く値段も安い大型バスがやってきて、なじみのマイクロバスも$1に値下げしてよりどりみどりだと喜んでいたらマイクロバスが営業をやめてバス停には長蛇の列。その横では喧嘩。ある日大型バスに乗り込めば警察がやって来て降りろと言う。$1を握りしめて復活したマイクロバスに乗ると「今日から運賃は元どおりの$2.75ね」。

外部リンク

量飯店・$4.25のセルフサービス食堂

チャイナタウンはセルフサービスの食堂があちこちにあって、過去にも取り上げた。お金を払って弁当箱とごはんとスープを受け取り、料理コーナーから好みの料理を選んで取ってもらうというシステムだ。

店側からすると作りおきの料理を置いておけばいいだけだし、客側からすると安くいろいろなものが食べられてお互いに都合が良い。料理そのものを見て選べるため中国人以外の層にも受けが良く、この日もラテン人家族が出入りしていた。

おかず4品、スープ、ごはんで$4.75。おかずコーナーは中華料理が中心だがフルーツもあるしドラムスティックもあるしと幅広い層をターゲットにしているようだ。

スープはやたら薄いので期待しなくてよいが、一品料理は悪くない。

テイクアウトなら$0.50割引の$4.25。ちなみに看板の$4.00は値上げ前の値段である。

データ

  • 店名:量飯店自助餐(Lunch Box Buffet)
  • 所在地:15 Division St, New York, NY 10002

濃厚度

中くらい。客層は中国人が多いが英語は通じる。

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NYチャイナタウン濃厚ガイド: 四菜一湯のセルフサービス弁当店

フラッシングの$1バスは逮捕者も出してカオスに

前回までのあらすじ:マイクロバスが$2.75で営業していた路線に大型バスが$1の激安運賃で参入した。さてどうなる。

まったく目まぐるしいことだ。まずはマイクロバス側が$2.75の運賃を一挙に$1へと値下げした。20人乗りだから片道$55の収入が$20になったわけだ。文字通りの消耗戦に突入したと言える。

そしてマイクロバスは大幅に減便をした。この収入ならば寝ていたほうがマシ、ということだろう。57台いたバスのうち20台以上が営業休止をしたとマイクロバスの運転手が証言しているが、実際にバス停に行ってみると半分以下に減ったように見える。

その結果、皮肉なことに大型バスだけでは通勤ラッシュ時の客をさばききれず、バス乗り場には長蛇の列ができるようになった。

さらに、とうとう逮捕者まで出た。大型バスの客引きがマイクロバスの運転手に暴行した容疑で昨日逮捕されたのだ。

市会議員も動いた。フラッシングなどを選挙区に持つ顧雅明(Peter Koo)氏は大型バスの違法性を主張し、市当局が摘発に向けて動いているとしている。

バス会社の素性も謎であったが、200人以上の運転手を擁するタクシー会社社長、駱柏年(Tony Luo)氏が糸を引いているという見方で決まりらしい。ただ、氏はこの件で一切表舞台に出てきていない。

これから先どうなるか。

  1. 大型バスが法令違反で営業停止処分
  2. 大型バスが事故を起こして騒ぎに
  3. 大型バスの独占、そして値上げ

くらいが現実的だろう。

写真は$1の看板を出すようになったマイクロバスの停留所。客の姿はあまりない。

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魚屋の店主が逮捕、その事情

チャイナタウンに小さな魚屋を構える主人が野生動植物を販売したなどの容疑で逮捕された。チャイナタウンのことをあまり扱わない日系の新聞でも報道されたのでご存じの方もいるかと思う。

報道によると、この魚屋は野生の貝を他州で採り、乗合バスを使ってニューヨークまで運んでいた。運搬量は5000 lbs、つまり2トン強にものぼり(警察もよく調べたものだ)有害なバクテリアも検出されたとのこと。

で、ここからが英語や日本語のマスコミで報道されない事情。

問題となった貝は世界でも福建省福州市にしか生息しない珍しい種で、福州人に人気がある。アメリカには数年前に中国移民が持ち込みメリーランド州で繁殖した。

これは想像だが、この魚屋に対して同郷の移民が故郷の貝を食べたい、それもできるだけ安く、と言う。魚屋はわざわざ遠隔地に赴いてまで漁業をし激安バスで運ぶ。客にはlbあたり$1.99という破格の値段で販売する。たぶん「傷んできたのでよく加熱して」とでも言いつつ。そこまでして買うほどの貝なのが気になるものではあるけれど。

とはいえこの魚屋は冷蔵設備も不十分だとされるし、事件前から「臭う」魚屋ではあった。チャイナタウンに限らず、食材選びは自分の眼と鼻と勘でちゃんと行いましょう。

ちなみにこのお店、事件後も普通に営業している。

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フラッシングバスの仁義なき戦い

以前マンハッタンのチャイナタウンとフラッシングを往復するマイクロバスを取り上げた。10分ほどの運行間隔でこの区間をピストン輸送していて、地下鉄より若干高い$2.75という価格ながらそのスピードで人気を集めている。複数の会社がバスを運転していて、どの会社のバスに乗っても同じサービスが受けられるというのが売りである。

バス会社同士も協力しあって、始発の停留所で客を待つのは一度に一台のみ。それが満員になり次第出発、次の会社のバスが扉を開けるというシステムができている。

というのがあらすじだが、これが2週間前ほどからすっかり変わってしまった。たったの$1で運行するバス会社が参入したからだ。

マンハッタンのチャイナタウンにあるバスの停留所。先月末からマイクロバスに混じって長距離バスに使われるタイプの大型バスが停まっている。車体には「チャイナタウンからフラッシングまで$1」と中国語で書かれ、さらに客引きがマイクロバスに乗ろうとする客に「$1のバスにどうぞ」と声をかける。古い$2.75のマイクロバスと新しく塗装してある$1バスを見比べ、客はおおむね後者に向かう。

営業停止処分を受けた中国系長距離バス、いわゆるチャイナタウンバスの運転手が仕事に困って代わりに始めた商売ではないかとされるが、マイクロバスの業者はいきなりの乗客減に困惑し、大型バスがこのような業態で運行するのはニューヨーク市の法律に違反するとしている。かたや大型バス側は合法であるという主張を崩さない。

ところで、$1大型バスが早速(?)フラッシングにある警察の監視塔に突っ込むという事故を起こしたらしいが、これはなにか将来を暗示しているのだろうか。

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