チャイナタウンにはパン屋が多い。アジアンなら米を食べろと思うのだがパン屋が多いのである。新規開業も多く、このSimply Bakeryも1年ほど前にできた。
ファッショナブルな雰囲気のこの店。老舗のパン屋の見た目がくたびれた感じなのに比べると全然違う。店内も大型ディスプレイに英語のメニューを表示するなど、老舗のプラスチック看板+手書きとは一線を画している。
カメの形をしたかわいいパンやケーキがある上、英語が通じる安心感もあって今では人気店となっている。パンがおいしいかと言われればごく普通の水準なのだけれど、それでも成功できるという一例なのでありました。
データ
- 店名:麺包工坊(Simply Bakery)
- 所在地:70 Bayard St, New York, NY 10013
濃厚度
薄い。英語も通じる。中国語も広東語も通じる。
今週のひもやく
「チャイナタウンって反日なんでしょ。日本語話していたら殴られるらしいよ」という日本人と知り合った。彼女はこのブログのことを知らない。
気が進まない彼女を説き伏せてチャイナタウンの河南料理店に行った。日本で河南はマイナーだが、彼女の名前が河島さん(仮名)だからという適当な理由で。
店に入る。他に客はいない。
店員1「あなた河南人?」
私たち「いいえ」
店員1「中国人か?」
私たち「日本人ですけど」
青い顔をする彼女。
店員1「(店の奥に)おーい来てみろ、この人日本人なのに河南人みたいな顔してるぞ」
店員2「ほんとねえ、河南人の親戚がいるんじゃないかしら」
私「この人河島さんっていうんですよ」
店員2「黄河のほうから来たのねえ」
河島さんはかなり冷や汗をかいたそうだ。こういうこともある。
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