少し前のチャイナタウンは広東語社会だった。今ではどこのお店でも標準中国語(マンダリン)が通じるようになったが、かたくなに広東語を貫くお店もある。花屋の海棠花舗もそうだ。
店内は全部広東語。「ニーハオ」とにこやかに挨拶しても答えは広東語の「ネイホウ」。「この花20本ある?」と英語で聞いても「ハイ」と広東語。
店のルールはわかりましたよ、と「これいくら?」とがんばって広東語で聞いても、それが当然であるかのような態度で「三蚊」と広東語のお答え。
こういう店に来るとうれしくなる。広東語だけでやっていけるだけの実力もあるわけで、そういう点でもおすすめだ。
ちなみに店名の海棠は花のボケのことだそうだ。
データ
- 店名:海棠花舗(Confucius Florist)
- 所在地:21 Bowery, New York, NY 10002
濃厚度
濃い。英語も一応通じるという報告あり。