Soup Dumpling

小籠包

Hong Kong? New York.

これでもニューヨーク

Hot Pot

麻辣火鍋

Subway

地下鉄

Congee

中華粥

引っぱる拉麺、福昇風味小吃

ラーメンは拉麺、つまり引っぱる麺である。それがこの店の主力商品だ。

生地を丸めて両手で引っぱる。生地の玉が一本の長いひもになる。それをもう半分にたたんでまた引っぱると二本のひも、四本、八本、と繰り返して麺ができる。

作りたて茹でたての麺はおいしい。他の店に比べると少し柔らかめだが、それでもコシはしっかりある。スープはシンプルな味、悪くはないが別に普通。

適当に引っぱっているだけに見えるのに同じ太さの麺ができるのが不思議だ。麺を作っているところは客席から見えないので、見学したければ店の外に出て窓からキッチンが見られる。

裏メニューに具の増量と卵のトッピングがある。

データ

  • 店名:福昇風味小吃・福昇拉面館(Food Sing 88)
  • 所在地:2 E Broadway, New York, NY 10038

濃厚度

普通。客は中国人が多めだし中国語が基本の店内だが、外国人への対応もそれなりにしてくれる。ちなみに中国人中心のラーメン屋は水が出てこない。これ豆知識。

Bassanovaラーメン

つい先月、東京の新代田に店舗があるバサノバラーメンがチャイナタウンに開店した。Canal StとMott Stの交差点からすぐの地下にある。いわばチャイナタウンの心臓部だ。

一風堂やせたが屋といった日系のラーメン屋がニューヨークでたて続けに開店しているが、その波がチャイナタウンに及ぶのは意外に早かった。

主力メニューは3種類で豚濁ラーメン、豚濁和出汁ラーメン、豚濁グリーンカレーラーメンだ。一風堂にあるような前菜やデザートがないのは逆に好感度が高い。

3種類とも食べてみた。どれも普通においしい。豚濁和出汁($14)が私の一押しだけど、魚の香りが強いので好みが分かれると思う。

ラーメン激戦区のミッドタウンやイーストビレッジに店を作れば行列間違いなしだったろうに、チャイナタウンで勝負をするのは文字通りの賭けだ。なにせ周りには$5でワンタン麺が食べられる店が並び、ラーメンが食べたくなる(私だけ?)夜8時には人通りが少なくなる場所である。

とはいえオープンキッチンを眺めているとチャイナタウンの他の店とは比べ物にならない時間をかけて野菜の下処理をしているし、インテリアも良いし、実力通りの評価がされればチャイナタウンを変えていくに違いない。

データ

  • 店名:Bassanova Ramen
  • 所在地:76 Mott St, New York, NY 10013

濃厚度

薄い。中国人少なめ。

意外と中国、Popeyesチャイナタウン店

ポパイはフライドチキンのチェーン店だ。ニューヨークの繁華街にはあまりなく、裏通りでよく見るイメージがある。チャイナタウンでも街外れにぽつんと店舗が立っている。

このポパイ、実はいつ行っても必ず中国語が通じる。店内でしばらく観察していると、中国人の客が何のためらいもなく中国語で注文し、店員が普通に中国語で応対している。看板の中国語、佰百雞はただの飾りではないのだ。

全米チェーンのポパイがこのように地域に根ざした営業をしているのは面白いと思う。

データ

  • 店名:佰百雞(Popeyes Louisiana Kitchen)
  • 所在地:125 Canal St, New York, NY 10002

濃厚度

普通は薄めだが、たまに英語が微妙な店員にあたる。

日本にも本日開店、バブルティーのChatime

夏のチャイナタウンはバブルティーのお店が多い。冬にはなかったお店が雨後のたけのこのように登場する。観光客も多いチャイナタウンでは実績のない店が一見さん相手に商売してもそこそこ稼げるのだ。

Chatimeはチャイナタウンに二店舗を抱えるチェーン店。台湾を本拠地に世界10か国以上で事業展開する大型チェーンだ。ただしBoweryのお店はDVD屋と同居していたりして世界展開の風格はない。

バブルティーの味は中の上、値段は中くらい。あまり目立たないが、個人的にこのお店を推す理由は日本茶がちゃんとメニューにあるから。その名も「Japanese Sakura Sencha 桜花煎茶」「Japanese Genmaicha 玄米玉露」。桜はあくまでもsakuraで、Cherry blossomなんていう翻訳をしていないのがほっこりする。桜の煎茶にタピオカを入れて飲める場所は世界でもそうないだろう。

さて余談になるが、Chatimeが日本に今日開店した。つくば市なので誰にもおすすめというわけにはいかないが、お近くの方はぜひ。

データ

  • 店名:日出茶太(Chatime)
  • 所在地:22-B Bowery, New York, NY 10013
  • 公式サイト:ichatime.com日本

チャイナタウンの240 Canal St、ブルックリンとフラッシングにも店舗あり。サービスはなぜかフラッシングのお店が一番よい。

濃厚度

普通。英語は通じる。漢字多め。

チャイナタウンの選挙事情

チャイナタウンのブログを書いているといろいろなメールを頂くが、その中に「中国人がニューヨークに増えていくと政治が中国人に乗っ取られるのではないか」という内容のものが増えてきた。ニューヨーク市は選挙シーズンである。チャイナタウンでも選挙活動が繰り広げられているので今回はそのことをざっと書いてみよう。

まずはニューヨークの市長選に立候補した劉醇逸(John Liu、ジョン・リュー)。台湾生まれのニューヨーク育ちの劉は、市議会議員をへて市の会計監査官を経験したことを売りにブルームバーグ氏の後継を目指す。支持基盤はフラッシングを中心としたクイーンズ区で、こちらマンハッタンのチャイナタウンは盛り上がりに欠ける。ここのところ支持率は芳しくなく市長になる可能性は高くない。

チャイナタウンを語る上では外せないのが市議会議員で再選を目指す陳倩雯(Margaret Chin、マーガレット・チン)。香港生まれでニューヨークのチャイナタウン育ちの女性だ。市議会議員はニューヨークを細かく区切った小選挙区制なのだが、チャイナタウン周辺(と金融街と市役所周辺)の選挙区から2009年に初めて選出された中華系議員だ。チャイナタウンはずっと中華系議員を選出していそうなものだが、実際はそうではない。対立候補はこれまたインド人移民二世のJenifer Rajikumar(ジェニファー・ラジクマール)と、移民社会のニューヨークを象徴する選挙区である。

チャイナタウンで選挙運動をするのは中華系だけではない。マンハッタン区長に立候補している白人女性、Julie Menin(ジュリー・メニン)は漢字のポスターをチャイナタウンに掲示して、さらに中華系団体の支持もとりつけて選挙運動をしている。ジュリーを珠麗とはうまく字を当てたものだ。

今回の選挙を見てみると、市長選の立候補者は十数名のうち中国系が劉のみ、会計監査官とマンハッタン区長は中国系の立候補者なし、市議会議員のマンハッタン区(Districts 1-10)の立候補者は20名以上のうち陳のみ。最初に紹介したようなメールに対しては、中国系の立候補者自体が少ない上に、中国系だから当選するというものではない、というお返事を差し上げることにしているが、これで納得していただけますでしょうか?

最近のひもやく

夏はずっとチャイナタウンでボランティアをしていました。サマーキャンプのお手伝いもしましたし、メンターとして中華移民の中高生の相手も継続して行っています。チャイナタウンの一般家庭で食事をいただくことが増え、なんとも皮肉なことにレストランを開拓するきっかけが減りました。秋からまたおもしろい食堂のことを書いていく予定です。