日記・公園で焼豚鴨飯をほおばる
平日の午後4時。車でチャイナタウンを通りかかる。朝からなにも食べていないのを思い出して車を停めてもらう。約束にはまだ時間があるし、なにか車の中で食べればよい。
焼豚の華豐快餐店はいつもの行列ができていたのでパスし、入ったのは天旺大飯店。焼豚鴨飯、テイクアウトで。
できるのを待っていると、キッチンからスープのいい香りが。ごく普通の野菜スープが鍋に入っているだけなんだが、体が欲しているようだ。
「スープいるかね」と店のおばさん。「もちろん」と私。コックが火をつけ一煮立ち、香りが強まる。
さてテイクアウトしたものの、このまま移動するのが惜しくなった。焼豚も鴨もいらないが、このスープを飲みたい。公園のベンチに向かおう。
家族連れが多くて炎天下の席しか空いてなかったが、そこで飲む熱々のスープ、実に格別でありました。別になんてことはないスープのはずなのだが、薬膳という言葉が頭によぎる。
食べたもの:焼豚鴨飯とスープ。場所:天旺大飯店。値段:$5.50
フラッシングの台湾鉄路弁当
台湾でも駅弁が人気だ。日本の駅弁とは違い、大きな肉をどかっとご飯に乗せた丼タイプのものが多い。
フラッシングの少し奥に「台湾鉄路弁当」つまり台湾の駅弁屋がある。弁当屋なので店内は小さく、テーブルが二つだけ。できれば空いているときに行きたい。
鉄路弁当はまず揚げた豚肉か鶏肉を選ぶ。そこに台湾ソーセージ、煮玉子がついてくる。調理法も台湾と同じで、注文があってから揚げるため肉もからっと仕上がっているのがうれしい。
注文するときは堂々と「ベントウ」と言ってちゃんと通じる。英語メニューも「Ben To」だ。
鉄路弁当は$7。ほかに経済弁当というのもあって、こちらは卵とソーセージがついていなくて$5.75。台湾ソーセージは癖になる味なので一度どうぞ。
データ
- 店名:新美華便当大王(New Mei Hua)
- 所在地:133-49 Roosevelt Ave, Flushing, NY 11354
濃厚度
やや濃い。最低限の英語は通じる。